プレスリリース


2009/02/17

学校法人 日本女子大学
東レ株式会社
株式会社ゴールドウイン


宇宙と日常を結びつけ、安全で快適な生活を衣料品等でサポートする
「J-SPACE研究所」の設立について
~日本女子大と東レ、ユニフォーム分野・スポーツ分野で共同開発をスタート~


日本女子大学 多屋淑子教授は、この度、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「宇宙オープンラボ」制度にて開発した宇宙船内用日常服の技術を、日常生活における衣料品や生活資材(以下、衣料品等)に応用展開するための取り組みとして「J-SPACE研究所」を立ち上げ、4月1日から本格的な活動を開始します。
この度の取り組みは、多屋教授の呼びかけに賛同する企業が参画し、高機能な衣料品等の共同開発を推進するもので、現在は東レ(株)、(株)ゴールドウインなど数社の参画が決定しています。

「J-SPACE研究所」で取り組む主なテーマは、福祉関係をはじめとするユニフォーム分野や、スポーツ分野に向けた衣料品等の開発です。
この開発には、これらの分野で素材から後加工、縫製に至るまでの高い技術開発力を持つ東レが全面的に協力していきます。
ユニフォームやスポーツの分野は、日常生活とは異なる厳しい使用環境に対応するため、より高度な機能性が求められます。
また最近では、単に機能性だけでなく、着用者やその周りの人達を精神的にもサポートするような意匠性やファッション性も必要とされており、要求はますます高度になってきています。
本研究所では、これまで以上に安全で快適な職場環境・生活環境・スポーツシーンの実現を目指し、宇宙船内日常服に使用している最先端の技術をユニフォーム分野・スポーツ分野へ積極的に応用していく考えです。
また、この取り組みで開発した衣料品等は、JAXAの「JAXA COSMODE PROJECT」のブランドロゴマークを付与して展開する予定です。
宇宙開発がめざましい進歩を遂げ、複数の日本人宇宙飛行士が宇宙へ飛び立つ中、宇宙空間での滞在に関する注目はますます高まっています。
日本が宇宙開発に寄与した技術を応用したことを表すロゴマークによって、一般の消費者にも宇宙を身近に感じられることはもとより、その製品が高い機能を持つ最先端のものであることを訴求していきます。
多屋教授は、これまで、JAXAが実施する「宇宙オープンラボ」制度に参画し、宇宙での生活支援研究として、国際宇宙ステーション滞在中に着用する宇宙船内用日常服の開発を東レ、ゴールドウインなど数社とともに推進してきました。
清潔さの観点からは消臭、抗菌防臭、制菌、防汚など、また、安全性の観点では制電、難燃など、さらに、快適さの観点からは保温、保湿、軽量、動きやすさ、吸汗速乾、着心地の良さなど、宇宙船内用日常服に求められる機能は日常生活の衣料品等に応用できる部分が多くあります。
「J-SPACE研究所」では、多屋教授の持つ様々な分野でのニーズに関する多くの知見と、東レやゴールドウインをはじめとする企業のもつ開発力を融合することで、宇宙と日常を結びつけ、安全で快適な生活のサポートとなるような製品の開発を推進して参ります。


<ご参考>
1.日本女子大学 多屋淑子教授について
(1)所属
 日本女子大学 家政学部 被服学科 (東京都文京区目白台二丁目8番1号)
(2)研究分野
 生活工学、衣環境学、リハビリテーション科学・福祉工学、生活科学一般、公衆衛生学・健康科学

2.東レ株式会社について
(1)本社
 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号
(2)社長
 榊原 定征
(3)資本金
 96,937百万円
 >> 東レホームページ

3.株式会社ゴールドウインについて
(1)本社
 東京都渋谷区松涛二丁目20番6号
(2)社長
 西田 明男
(3)資本金
 10,321百万円

4.「宇宙オープンラボ」制度について
(1)主催
 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 (JAXA)
(2)目的
 ユニークなビジネス・アイデアや優れた技術をもつ企業等と宇宙に関する技術的知見を有するJAXAの連携で、新しい宇宙ビジネスの創出や地上技術の宇宙応用を目指すプログラム。
(3)関連テーマ
 多屋淑子教授をリーダーとする「近未来宇宙暮らしユニット」で、宇宙での生活支援のための衣服を研究・開発している。
 東レほか数社が参加。
 >> 宇宙航空研究開発機構(JAXA)産学官連携部ホームページ

5.「JAXA COSMODE PROJECT」について
(1)主旨
 日本の宇宙開発から生まれた最先端のアイデアをより多くの人の日常に届けるために発足された「プロダクト開発プロジェクト」。
 企業とJAXAが協働して展開する一連の活動からリリースされるプロダクトである一般消費者向け商品・サービスに対して、「JAXA COSMODE PROJECT」ロゴマークが付与される。
(2)ロゴマーク
 ロゴマークは「日食」をイメージして作成。
 無限に拡散していく星々。皆既日食に映る、ほとばしる太陽のエネルギー。
 COSMODEの頭文字"C"の形でもある。
 プロジェクトから次々に生みだされるプロダクト群によって、新しい発見や体験を得たり、宇宙を感じる、鮮烈な瞬間を象徴している。

以 上


<本件に関するお問い合わせ先>
日本女子大学 家政学部 被服学科 多屋研究室 TEL:03-5981-3479(直通)
東レ株式会社 広報室 TEL:06-7688-3085(大阪) TEL:03-3245-5179(東京)
株式会社ゴールドウイン コーポレートコミュニケーション室 TEL:03-3481-7250

<「宇宙オープンラボ」制度および「JAXA COSMODE PROJECT」に関するお問い合わせ先>
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 産学官連携部 TEL:03-6266-6464
http://aerospacebiz.jaxa.jp/


写真は、「近未来宇宙暮らしユニット」で開発してきた宇宙船内服のサンプル