HELLY HANSEN SINCE 1877 MOSS NORWAY

In 1877, Helly Juell Hansen built the world's first rainwear factry.

1877

ヘリーハンセン社、誕生

北欧ノルウェーの港町モスで、前職は船長のヘリー・ジュエル・ハンセンが防水衣料メーカーを設立。これが現在、世界最長の歴史を誇るセイリングギアメーカーとなったヘリーハンセン社誕生のルーツ。当時としては画期的な防水服の発明で、ノルウェーの漁師たちはこれまで1シーズンに3セット必要だった作業着が、3シーズンで1セットあれば事足りるようになった。

1878

パリ万国博覧会で最優秀賞を受賞

創立翌年にはパリ万国博覧会に防水衣料のコレクションを出展。漂白されていないキャンバス 地を使って縫い上げた衣服に自家製の亜麻仁油を染み込ませ、さらに特殊な防水加工を施すことによって、しなやかな防水コートを生み出した。この革新的なデザインと防水性をもつ衣料コレクションは最優秀賞を受賞。写真は、油による防水加工を施す前のキャンバス製のコートとパリ万博(1878年)の賞状。

1879

防水消火バケツの製造を開始

ヘリーハンセンの卓越した防水テクノロジーは、ウェアだけにとどまらず、さまざまな製品開発に生かされてきた。この頃製造を開始したFIRE BUCKET(消火バケツ)は、防水服と同じオイル塗りのキャンバス製で、持ち手には縄を使用。軽量で、海岸から汲み上げた水を火元まで手渡しで運んだ当時の消火活動では大活躍した。

1920's

画期的な防水衣料、リノックスを開発

当時の防水衣料としては画期的な新素材、リノックスの開発に成功。この素材は防水性に優れながら従来品のように油によるべとつきがなく、生地表面は美しい光沢を備えていた。リノックスは、その後30年以上にわたってレインウェア素材としてベストセラーとなる。 写真は、当時のリノックス販売促進用のイメージビジュアル。

1949

軽量な防水素材、ヘロックスを開発

ヘロックスの開発は、ヘリーハンセンにとって大きな躍進となった。半透明のPVC(ポリ塩化ビニール)極薄シートを基布に縫い込むことで軽量化を実現した防水素材がヘロックス。このまったく新しい防水素材を使用したレインコートは当時必需品といわれ、月産3万着を記録したほど普及する。1950年代に入るとスポーツレジャー用品の需要が高まり、セイリングやスノースポーツ、サイクリングなどの防水衣料として商品ラインナップは飛躍的に拡充していった。 写真は、当時のヘロックス販売促進用のイメージビジュアル。

1950's

フリースの祖先、ファイバーパイルを開発

スポーツレジャーウェアという新たな市場の開拓に成功したヘリーハンセンは、防水素材以外の素材開発にも力を注いだ。ファイバーパイルの開発は、当時のアウトドアならびにワークウェア市場に強烈なインパクトを与えることになる。この新しい断熱素材は、軽量ながら保温性にも優れ、さらに速乾性も備えていたため、防水アウターウェアの下に着用するミッドレイヤーに最適とされた。今やアウトドアウェアを代表するアイテムとなったフリースの祖先といえる。

1970's

革新的なベースレイヤー、リファ®を開発

繊維内に水分を吸収せず、繊維の中で最も熱伝導率が低く、軽量で速乾性、保温性に優れるポリプロピレン製のベースレイヤー、リファ®を開発。以後、汗をかいても水に濡れても肌を暖かく保つ革新的なスポーツアンダーウェアとして市場で好評を博し、セイリングやスノーボーディングのトップアスリートたちに好んで着用された。ヘリーハンセンが目指していたレイヤーリングシステムの構築は、このリファ®の開発を持って完成する。

1975

独自のサバイバルスーツを開発

ノルウェー北部の北海海域で厳しい自然を相手に作業を余儀なくされる油田作業員たちの生命を守るために、独自構造のサバイバルスーツを開発。「流氷の浮く海に落ちたら5分と生きてはいられない」といわれる海の中で、ヘリーハンセンのサバイバルスーツは2時間以上にわたって生命を維持する十分な浮力と防寒性を備える。ノルウェーのモスにある本社にはサバイバル衣料の専門工場が併設されており、現在も製造から検査までを一貫して手作業で行っている。

1980

独自の防水・透湿素材、ヘリーテック®を開発

独自に開発を進めていたオリジナル防水・透湿素材、ヘリーテック®を使用したアウタージャケットを製造、発売。不快な蒸れや結露に悩まされることがなく、衣服内がドライで快適な状態に保たれる防水・透湿ジャケットの発表は、当時のアウトドア産業に大きな衝撃を与えた。現在でもヘリーテック®素材のアウタージャケットは、ヘリーハンセンブランドの代名詞的な存在。 写真は、当時の商品カタログのイメージビジュアル。

1990's

世界のメジャーヨットレースに挑戦

アメリカズカップやVOLVOオーシャンレース(旧ウィットブレッド世界一周レース)など、世界的なメジャーヨットレースにエントリーした多くのチームが装備のオフィシャルサプライヤーとしてヘリーハンセンを指名した。ウェアの開発をする上で世界一周レースは、地球上で最も理想的な実験室だった。なぜなら、赤道付近の焼けるような暑さや、南氷洋上の凍りつくような寒さ、延々と続くウエットな状態こそ、ウェアのパフォーマンスを極限までテストできる非常なまでに過酷な環境なのだから。

2004

フットウェアのコレクションを世界同時発表

ウォータースポーツを知り尽くしたヘリーハンセンは、水辺の活動において理想的なフットウェアを完成させた。防水性よりも速乾性と快適性に重点を置き、革新的な排水性を備えるという斬新なアイデアで、これまでのデッキシューズの常識を覆すコレクションとなった。代表的な製品の一つ、ショアハイクが2004 年のノルウェーデザイン賞に輝くなど、そのデザイン性も高く評価された。

2005

H2Oプロジェクト®、始動

水辺の環境保全活動を支援するH2O(Helly Hansen Ocean)プロジェクト®をスタートさせる。全国各地の海岸を清掃するビーチクリーンイベントを開催し、店頭での募金活動、グリーンデザイン製品の製造・販売を実施。現在もこれらの活動を通して地球保護のメッセージを発信し続けている。

2007

ヘリーハンセン社、創立130周年

創立130周年を迎えたヘリーハンセンは現在、世界で最も歴史のあるセイリングギアブランドとなった。130年にわたってサバイバル(非常用装備)、ワーク(海洋での作業着)、スポーツ(ヨットレースをはじめとする各種スポーツウェア)の分野で高品質なギアアパレルを世に送り出してきた。ヘリーハンセンの製品は、現在世界45の国と地域で販売されている。

2008

ゴアテックス®プロシェルを採用したナビゲータージャケットを発表

海水にさらされてもその卓越した防水性能、透湿性能が損なわれることのない新素材、ゴアテックス®プロシェルを採用したナビゲータージャケットを開発。耐水圧45,000mm、透湿性13,500g/m²/24hという画期的なセイリングギアが誕生した。ヘリーハンセンは、これからも過酷な自然環境に対峙するすべての人に、快適で高性能なウェア&ギアを提案し続けたい。