スコットの販売するバイクは全て、 欧州に於いて信頼を得ている検査機関EFbeの試験・検査をクリアし、 すべての製品が合格認定を受けています。
EFBeは、ドイツの自転車工業試験・検査機関でもあり、 ドイツ連邦基準(DIN,TUV)の検査認証も行っていますが、 EFBe独自の検査基準の方が遥かに厳しく、世界的に極めて高い評価を受けている機関といえます。 EFBeでは自転車の強度試験、金属疲労度試験、構造試験、走行試験を行っており、 特にフレームとフォークに関する試験に於いては、世界一厳しい検査基準を持つと言われています。 スコットのフレーム・フォークは、常にハイレベルな基準をクリアし続けている製品です。
FOIL - SCOTT AERODYNAMIC SCIENCE
スコット・エアロダイナミックサイエンスはスコット社のエンジニアで結成されたチームです。科学的な手法を重視しながら、空力的に最も優れたバイクを作り上げるという課題に取り組んでいます。彼らは実験に基づいた考え方で仮説を立て、新しい技術を使った実験でそれらの仮説を検証し、常に製品化に有効なデータを生み出しています。
F01 エアロテクノロジーという成果
F01 エアロテクノロジーは、後縁のない部分的な翼断面形状が従来の翼断面形状と同様の空力効果を生み出すという理論に基づいています。最近の翼断面形状は、おおむねNACA(航空宇宙諮問委員会)によって飛行機向けに提唱されたモデルや縦横比に基づいています。しかし、バイクのスピードは飛行機に比べて大変遅いため、これらの比が必ずしもバイクで使えるとは限りません。そこで、スコット・エアロダイナミックサイエンスのエンジニアはF01 テクノロジーを開発し、対気速度が低い状態で空力効率を最大限に引き上げることができる、バイクに特化した独自のチューブ形状を作ることにしたのです。当初の目的を遂行し、UCIが規定する縦横比を保ちながら典型的な翼断面形状の後縁を取り除くことによって、スコットのエンジニアは、他メーカーの「空力」ロードフレームよりも総重量を抑えながら、フレームの強度・剛性と垂直方向の柔軟性を引き上げることに成功しました。

Addictのチューブ
縦横比1:1++優れた軽量構造
+ 剛性が高い
- 空力特性が低い
Plasmaのチューブ
縦横比はUCI規定の1:3++優れた空力特性
--剛性が低い
- 重量が大変重い
F01 エアロテクノロジー
縦横比3:2+ 空力特性が高い
+ 剛性が高い
+ 軽量構造である
CFD(数値流体力学)によるシミュレーション結果
コンピューターシミュレーションによりチューブにおける流束の剥離を解析

早い段階での流束剥離=高い抵抗
遅い段階での流束剥離=抵抗は限定的
強制的な流束剥離=設計的な剥離ポイントにより翼断面形状は大型化するが、抵抗を最小限に抑える
ヒューズラージ型(航空機の胴体型)の効果
ダウンチューブとヘッドチューブが風の影響を受ける最初のポイントとなるため、これらのチューブの前縁に合わせて、フレームの各チューブの方向が決められています。リヤステイは、空気がフロントトライアングルからリヤトライアングルへスムーズに流れるように、シートチューブ面から4度の方向に向けられています。カーボンレイアップで作られたリヤステイにより垂直方向の柔軟性も増しています。
ボトムブラケット
ダウンチューブは、大きめのボトムブラケットの接合部で大きく広がっており、これによっていくつかの設計上の目的を達成しています。こうした構造は、肉厚を増やすことなく横方向の剛性を高めます。新たに成形されたボトムブラケットは負荷を抑え、この重要な接合部にかかる応力を効果的に半減させます。ダウンチューブとボトムブラケットの形状は、チェーンステイにシームレスにつながることでさらに乱流を抑え、高い空力的メリットが生まれています。また、SRMやパワーメーターに対応できるよう、駆動側ボトムブラケットの外径も考慮されています。
一体型シートクランプ/エアロシートポスト
トップチューブは、かつてスコット・エアロダイナミックサイエンスがPlasma3で生み出した成果を継承したものとなっています。ヘッドチューブが優れた空力的形状として機能し、後方では、チューブが水平面上で徐々に直径部分へと変化し、シートチューブとつながっています。へこみのある一体型シートクランプは、トップチューブやシートチューブの形状とマッチして乱流の発生を抑え、スコットのテール形状の考え方に沿ったものとなっています。エアロシートポストは、XXS〜Mまでがオフセット量が0mm、L〜XXLまでが25mmで標準装備されています。また、オプションでそれぞれ購入することもできます。
3:1 F01 フォーク/テーパーヘッドチューブ
フォークとヘッドチューブの接合部では、エアロフレームを形成するための制約条件と、ロードレース用フレームに求められる横剛性とのバランスがうまく取られています。フォークは、典型的な3:1の縦横比を持つ形状とよく類似しており、ヘッドチューブとシームレスに結合されています。フォークは、1 ?インチのクラウンベアリングを使用してヘッドチューブと接続しており、空力特性の高いヘッドチューブ特有の優れた空力的形状を維持しながら、横剛性を高めています。剛性は、フォークのカーボンレイアップによっても高められています。フォークステアラーの直径範囲とクラウンが交わる部分に振動がほとんど生じないため、カーボンファイバーもよく合い、これらの構造的特性も十分維持されます。
SCOTTとカーボンの関係は深い。初めてフレーム材料にカーボン素材を用いたのは1992年までも遡ります。以来、多くのハイエンドバイクに応用し、バイク業界を牽引し続けるカーボンフレームのパイオニアです。
現在のSCOTTロードバイクのカーボンフレームは、バテッド形状化がなされており、より軽量フレームへと進化しています。
路面と水平になり、負担の少ない部分の肉厚は薄く、また逆に路面と垂直になる部分には強度を保つための必要充分な厚みが確保されています。
そのため、トップチューブの水平面は指で押して、その薄さを感じる程の肉厚に設計されています。
SCOTTのカーボンフレームは全て、2005年に設立されたSCOTTの専用工場に於いて生産されています。この工場ではSCOTTのカーボンフレームのみを先進の技術と厳格な品質管理のもと開発・生産しています。
他の追随を許さないSCOTT独自の軽量で高剛性フレームの高い技術や水準はこうして守られています。
SCOTTのカーボンフレームは、信頼の高い“東レ”社製のカーボン素材を採用しています。これらのカーボン繊維は“東レ”社との共同開発により使用するフレームの各部位毎に、最軽量で高弾性と剛性を発揮出来るように繊維の方向や編み方、組合わせを変化させ開発し生産されたものです。
SCOTTが求めるカーボンフレームは、単に硬いフレームではありません。 “しなやかさ”“軽さ”“剛性”の3つ要素がたえず相互的に作用するといった考えのもとに、それぞれの条件に対応するカーボン技術を開発しています。
強度30tの高品質カーボンをベースにSCOTT独自のコンビネーション技術で「しなやかさ」「軽さ」「剛性」に於ける理想水準のバランスを有するカーボン素材
強度50tの高品質カーボンがベース。SCOTT独自のコンビネーション技術で「剛性」を更に強化。フレーム剛性を約20%アップさせた最高水準のバランスを有するカーボン素材
CR1 Carbon Technology を進化させて開発されたIMP製法。このIMP製法によって、ヘッドチューブ付近に使用される材料を11%削減することに成功しています。 さらにHMFハイモジュール コンポジットファイバーに加えHMX コンポジット ファイバーを併用する事によってフレームは約20%剛性アップ。ADDICTはCR1とIMP、この2つのテクノロジーを融合させ100%カーボンフレームを完成させました。フレーム重量790gの最先端カーボンテクノロジーが搭載されたADDICTの性能は、プロツアーチーム HTC Columbiaの活躍によっても証明されています。
ADDICTにはフレームと一体成形のカーボン製リアエンドが採用されています。 SCDS Scott Carbon Dropout Systemは 大幅な軽量化に貢献するだけでなく、強度面に於けるその信頼性はアルミニウム製のドロップアウトエンドよりも高い事がテストによって証明されています。
SHOCK DAMPING SYSTEM
振動吸収性を追求するSDS
CR1と新生Scaleに搭載された、機能性と快適性を実現するSCOTTの最先端テクノロジー
SDSシステムは路面からの振動を最小限におさえ、パフォーマンスの低下を防止して路面と【垂直方向の硬度】と【横方向のねじれ剛性】の完璧なまでのバランスをリアトライアングルとフロントフォークに実現
フレーム設計に於いて、垂直方向(縦方向)の硬度(硬さ)は、路面からの振動に大きく影響して、走行安定性と快適性に支障をきたします。また側面硬度(横方向の硬さ)は、ゴールスプリント等のペダルライディング時の加速や登りに大きく影響してきます。
すべてのチューブ形状は振動を垂直硬度と側面硬度によって吸収する事で、安定した快適性を確保することが可能になります。
S-BEND S字湾曲
SCOTT独自のチューブ形状は、チェーンステイ、シートステイそしてフロントフォークの構造と形状を改良する事で生み出されています。
カーボンチューブは、水平方向(力伝達性)と垂直方向(快適性)の両方の機能性が要求されます。カーボンフレームの先駆者であるSCOTTは、カーボン繊維の選択、配置方向、繊維数とその織り方の組合わせにより独自の積層構造を確立させることに成功しました。
単に硬いフレームを作る事は簡単です。しかしSCOTTのSDSは必要な硬度(硬さ)、軽さ、そして快適性を併せ持つフレームをつくり出しました。SDSはロードライディングに必要なパフォーマンスを損なう事無く、高次元での振動吸収性を追求した究極のテクノロジーです。




















