普段と全く異なった環境において、
どうすれば人は最大限の能力を発揮することができるか。
いや、むしろ何かに「抗う」という行為は、
人々の根底に眠るポテンシャルを呼び起こすトリガーにもなる。
水のみならず、山頂、宇宙、極限のプレッシャー……
自分ではコントロールできない力に抗い続けることで、
何か新しい境地は開けるのだろうか。
トップアスリートから一般のスイマーまで
幅広く水に触れる人々をサポートし続けてきたSpeedoが、
「水と人」の関係についてさまざまな面から考察を深める展示イベント
"水を哲学する旅へ"を二子玉川蔦屋家電で
2019年8月10日〜18日に開催いたしました。
5 Category and Books
Speedoの5つの商品カテゴリーから連想されるキーワードを元に、
二子玉川蔦屋家電のブックコンシェルジュによる選書と
Speedoの新作ラインナップを絡めた特別な展示を
WEB上でも一部ご紹介します。
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TOKYOオリンピック物語
野地秩嘉
東京五輪のために集められ、その後の日本のシステムを変革させていった若き精鋭たちの知られざる奇跡の物語。
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水を打つ
堂場瞬一
競泳をテーマにした小説。競技人間関係だけでなく、スイマーと水着の関係も描かれている。水泳をしない人でも楽しめる作品だ。
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聖の青春
大崎善生
天才棋士村山聖の哀哭のノンフィクション。無限に広がる宇宙のような盤面で、孤独に戦い続けた一人の男の物語。
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MOON SHOTS
ピアーズ・ビゾニー
NASAが宇宙探査時にハッセルブラッドのカメラでとらえた200点超の写真たち。人類と宇宙の軌跡がここにある。
日常の中に当たり前に存在していて、
特にそれについて改めて考えることもない。
水も空気も大地も、摩訶不思議な性質を持っているが、
日常の中に簡単に溶け込んでしまう。
だが、身近なものに目をこらし、耳をすませてみると、
その奇跡の成り立ちやバランスに圧倒されそうになる。
意識すること。
そこで初めて、知の旅への扉は開かれる。
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サバイバルボディー
人類の失われた身体能力を取り戻す
スコット・カーニー
過酷な環境に我が身を晒すことで潜在的な身体能力を引き出すサイエンス・ノンフィクション。
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新しい分かり方
佐藤雅彦
デザインとは、無意識を意識化することだと思う。自分にとっての「新しい分かり方」を意識すると、世界が少しだけ違って見えるかも。
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近所の地球
鈴木康広
身近な"モノ"や"感覚"をテーマにした作品で、「見えない世界」への意識を喚起させるアート作品集。ものの見方・楽しみ方はひとつじゃないと教えてくれる。
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感じるからだ
からだと心にみずみずしい感覚を取り戻すレッスン
光野桃
自分のからだに向き合い、対話をしてみませんか。美しくしなやかに年を重ねるために、今日からはじめられることはたくさんある。
泳ぎだす瞬間は、生活とシームレスであっていいはず。
人間は当たり前のように大地や海を移動していたはずなのに、
社会が洗練されていくに従って、
「スポーツ」「仕事」「趣味」のように
あらゆる行動・動作は生活の中でカテゴリ分けされてきた。
今こそ、意識と格好をフラットにして、
ある種の本能を呼び起そう。
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BLUE MOMENT
吉村和敏
朝日が昇る直前と、夜の闇が始まる寸前ー12分足らずの「蒼い瞬間」。その境界が美しく溶け合う瞬間を切り取った写真集。
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ナイトフライト
伊波真人
この世に存在する「地続き」が描かれた短歌集。水と陸が地続きなのと同様に、すべての物事は地続きなのだと気付かされる。
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日本の爬虫類・両生類 生態図鑑
川添宣広
水と陸を自由に行き来する両生類。そのシームレスな生態を徹底的に解き明かす図鑑。
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GO WILD
野生の体を取り戻せ!
ジョンJ.レイティ
睡眠、食事、運動、人間が本来持っていた野生の力を取り戻せば、あらゆる不調は改善する。
人間は、風船のようにあてもなく空を漂うことに
不安を覚える生き物だが、
特定の場所に繋ぎとめられることには不自由を感じる。
その心は、社会にある様々な要因によって、
いとも簡単に制限されてしまう。
では、心が解放されるとは具体的にどのような状態を指すのか。
水の中……胎内に回帰していく感覚は
本当の自由をもたらしてくれる?
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呼吸の本
谷川俊太郎
ヘルスケア・トレーナーの加藤俊朗と、詩人の谷川俊太郎による呼吸の本。心を解放する一冊。
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胎児の世界
人類の生命記憶
三木成夫
母親の胎内にいた頃のように。ただ無防備に、無意識に、いつまでも水に浮かび身を委ねていたい。
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世界の美しい島100
地球上には1億以上の島があるそうだ。美しい海に囲まれた島々の写真を見ていると、今すぐにでも旅に出たくなる
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自分を休ませる練習
矢作直樹
東大病院救急医療の医師が、ストレスを抱え生きる人に今、伝えたいこと。たまには、じぶんに甘く、ただただ水に浮かぶように、のんびり過ごしてみよう。
島国で暮らす人々にとっては、
もしかしたら「母なる大地」ではなく
「母なる海」かもしれない。
海は多くの試練を与えてきたが、
同時に多くの恵みも与えてくれた。
海に囲まれた環境で、
人々はどのような知見を積み重ねてきたのか。
改めて、水と人の関係性について
考えを巡らせてみよう。
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BEACHES
グレイ・マリン
世界各国のビーチの様子を空撮した写真集。砂浜や海の色、水着の色まで様々で、環境や文化の違いが垣間見える。
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海の辞典
中村卓哉
海にまつわる素敵な言葉を、四季折々の美しい海の写真とともに綴る辞典。
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人魚のうたがきこえる
五十嵐大介
『海獣の子供』で知られる漫画家五十嵐大介による絵本。人魚の生きる世界が繊細なタッチと大胆な構図で描かれている。
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OUR PLANET
アラステア・フォザギル
キース・スコーリー極地、深海、密林…かつてない美しさで描き出す地球と生き物たちの現在。