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2014年8月23日(土)〜24日

第2回 長野県 - “Long Trail” in 信越トレイル

自然のふところで衣食住を体験するロングトレイル。今回は長野県と新潟県の境にある関田山脈の尾根上に延びる全長80kmにおよぶ信越ロングトレイルの一部を歩きました。「ロングトレイル」「テント泊」参加した親子にとって“初めての挑戦”が多い2日間になりました。
少し緊張した面持ちながらも、期待を胸に秘めた子供たちの自己紹介を皮切りに、親子信越ロングトレイルの旅が始まります。子供たちは出会って間もない仲間たちとルートの相談をしながらそれぞれ力を合わせ進んでいきます。
雲がかかった関田山脈を横目に眺めながら信越トレイルの南の起点である斑尾山頂へ向け、一気に高度を上げます。
斑尾山頂をスタートし、万坂峠や袴岳を超えていきます。赤池キャンプ場までは、つづら折りの緩い傾斜や秋色に染まり始めたブナの林がとても美しい林道です。道中は五感を使い、想像力を働かせながら、動物の生態系、植生の不思議を学びました。
約7時間ほど歩いて赤池キャンプ場に到着。ほとんどの子供たちが初めてのテント泊です。自分たちが一夜過ごす特別な家を親子で力を合わせ設営していきます。その後は自分たちで調理した夕食をおいしく頂きました。夜は一時的に雷雨となりましたが、しばらくして空を見上げると雲一つない満天の星空が広がっていました。初めてのテント泊で多くの自然体験ができました。
翌日、赤池をスタートしてしばらくすると木道がつけられた沼の原湿原を超え、希望湖へ。希望湖から毛無山までの緩やかな登りを進んでいきます。山頂から続くサブトレイルに入り展望台へ行くと飯山方面に向かって展望が広がります。
そこから涌井新地までカラマツの森を下り農道を歩き、最終目的地の涌井に到着しました。
歩ききった子供たちは感動覚めやらぬようすで山の中で過ごしたことを話してくれました。
原生自然の真っただ中に身を置いた2日間は、新しい発見に満ちたファンタジックな旅になったようです。