A NATURAL
BORN HERO

Dylan Bowman

UTMF 2018 CHAMPION

EVENT INFO

ディラン・ボウマン
来日イベント開催決定

THE NORTH FACE FLIGHT SERIES presents
UTMF2018 CHAMPION
DYLAN BOWMAN
SPECIAL EVENT

2018年9月28(金)―9月29日(土)
Talk&Field Event 開催予定
イベント詳細&お申込みにつきましては、
近日こちらのサイトにて告知予定です。

THE NORTH FACE
FLIGHT SERIES
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THE GUY WHO
ATTRACTED
TO JAPAN

ディランは帰ってきた
フルコースのUTMFを辿るために

「UTMFには絶対に帰ってきたいと考えていたんだ。理由は2つ。前回の2016年に開催されたレースでは47kmに短縮されてしまったから、170kmのフルコースを走りたかった。そして、そのときの日本への旅が心から楽しかったから。そのとき出会った日本の友だちと再開したかったしね」 「日本の、日本らしさのすべてを気に入っているよ。それがUTMFを特別な大会にしていると思う。日本人はみな思慮深くて礼儀正しいし、食べ物はおいしいし、トレイルはチャレンジング! 日本を訪ねると心が晴れやかになるんだ」 「今回はいろいろな条件に恵まれて素晴らしいレースをすることができた。序盤から走りに手応えを感じていて、調子もよかった。でも、パウもいい走りをしていて(最終的にディランに次ぐ2位でフィニッシュ)、なかなか差が縮まらず、自分の走りに集中することにしたんだ。最後の霜山への登りでチャージして、ついに先頭に追いつくことができた。そこから先はアドレナリンが出て、無我夢中で走ったことを覚えてるよ。でも、19時間もかかるレースでの2、3分の差というのはほんとうに僅かなもの。次に走ったらパウが私より先にゴールするかもしれないね」

カリフォルニアの海街で
妻と犬と暮らすトレイルランナー

「サンフランシスコの北にあるミルバレーという海の街がホームタウン。妻と、ジャーマン・ショートヘアード・ポインター種の愛犬ミリーと多くの時間を過ごしているよ。お気に入りのローカルトレイルは〈ディプシートレイル〉。このあたりのアイコニックなトレイルで、街からビーチへと抜けられるんだ」 「この地域の魅力のひとつはSFRC(サンフランシスコ・ランニングカンパニー)というローカルショップがあるところ。誇らしくもSFRCランニングチームの一員に加えてもらっている。個性豊かでインプレッシブな仲間たちがそろっているから、彼らと過ごしていると『自分ももっといいランナーになろう』と思わせてくれるんだ。SFRCファミリーを通じて、ほんとうに多くの親友ができた」 「フルタイムのアスリートではなく、デイタイムは低酸素トレーニングシステムを手がける会社で働いている。高度純化だったり、低酸素トレーニングだったり、リハビリに活用したり。個人向けの製品も扱っている。レースを控えたトレーニング期間では、仕事の合間をぬって週20時間を目安に運動することにしている。UTMFからのリカバリー期間は1日1時間ほどのランニングだけだったけどね。リカバリーにはたっぷりのサラダを採るようにしている。普段から菜食中心なんだ」 「じつはこの夏にはコロラドに戻ろうと考えている。妻と出会ったのはコロラドのアスペンのホテルだった。同じ職場の従業員仲間だったんだ。でも、緊張してしまって声をかけるまで6ヶ月もかかったんだよ。そう、丸々半年も!」

世界の名だたるレースで
結果を出し続ける強者

改めて、ディラン・ボウマンのバイオグラフィーは下記の通り。 生年:1986年ネバダ州生まれ、コロラド州で育つ。幼少期〜大学卒業まではラクロスをプレー ランニング歴:2008年から。ラクロスを引退したあと。理由はフィットネスのため 初マラソン:2008年。ランニングをはじめてからほんの数週間後にフルマラソンを完走 初ウルトラ:初マラソンは思いのほか楽しかった。じゃあ今度はもっと大きなチャレンジをしてみよう。1年ほど走り込んでレッドヴィル100マイル(約160km)のスタートラインに立った。コースの平均標高が3000mを超え、「レース・アクロス・ザ・スカイ」として知られるコンペティティブなクラシックレースだ。そこでなんと、3位に輝いた そのあとは?:望外の好成績に、何より自身がとても驚いた。と同時に、ウルトラランニング/トレイルランニングをもっと追い求めてみたい。情熱を傾けたいと決意。世界の舞台ではUTWT(ウルトラ・トレイル・ワールド・ツアー)の対象レースである2015年にタラウェア・ウルトラマラソン(100km、NZ)、ウルトラトレイル・オーストラリア(100km)で連勝。米国人ランナーは国外のレースで苦戦する傾向があると言われるところ、それを覆すかのごとくインターナショナルに活躍。過去最高レベルだった2017年のUTMBでは7位入賞。そしてUTMFの2連覇だ 次のターゲットは?:8月末に行われるTDS(125km)。UTMBウィークにシャモニーで行われるレースのひとつ。また9月下旬には2018年2度目の来日を予定している。レースに参加するのではなく、日本のトレイルと文化により深く触れるために

WORLD RACE RESULTS

RACE RESULTS

  • 2018

    1st Place
    UTMF(Japan)

    1st Place
    Tarawera Ultramarathon 100k (New Zealand)

  • 2017

    7th Place
    UTMB (FRANCE-ITALY-SWISS)

    1st Place
    100 Miles of Istria(Austria)

  • 2016

    3rd Place
    Way Too Cool 50k(USA)

    4th Place
    USATF 50 mile Trail Championships(USA)

    1st Place
    UTMF(Japan)

  • 2015

    1st Place
    Tarawera Ultramarathon 100k(New Zealand)

    1st Place
    Ultra-Trail Australia 100k(Australia)

    2nd Place
    The North Face 50-Mile Championship(USA)

  • 2014

    1st Place
    Sean O’Brien 50 Miler(USA)

    1st Place
    North Face 50 Bear Mountain(USA)

ただレースで
勝つためでなく

「僕のランニングにおけるフィロソフィー、それは『モチベーションはフィジカルを凌駕する』ということ。もちろん、ウルトラトレイルを走りきるためにはトレーニングや寝食を通して完璧なまでにフィジカルを磨き、フィットさせなくてはならない。でもそれ以前に、それ以上にウルトラトレイルという“冒険”に対してモチベーションを保ち続け、エキサイティングしていることが大事だと思う。過去にはターゲットレースに向けてかなり厳密で理論的なトレーニングを積んでみたこともあるんだけど、ある日、ふと走ることに対してのワクワクを失っていることに気づいたんだ。トレーニングは単なるトレーニングでなく、日々のランニングやその先にある冒険の舞台に対して常にワクワクしていること。それが何より大切なんだ」 「そしてトレイルランニングは…そう、ライフスタイルそのもの。僕のパッションだし、ジョブでもある。同じトレイルはひとつとしてないから、どのルートも、どのレースもすべてかけがえのないチャレンジになるし、トレイルランに関わる人はみなフレンドリーで、誰かのために何かを、という精神で溢れている。地球上でベストのスポーツさ」

Dylan BowmanUTMF 2018 CHAMPION

[ディラン・ボウマン]1986年生まれ。ザ・ノース・フェイス アスリート/レッドブル アスリート。大学卒業後にランニングをはじめ、それからほどなく2010年に参加したレッドヴィル100マイルで頭角を表す。以後、多くのレースで優勝や入賞を重ね、北米を代表するトレイルランナーに。趣味は読書で、愛読書はジョン・クラカワーの『イントゥ・ザ・ワイルド』。尊敬するランナーは世界で初めて100マイルの距離をレースしたされる米国人のゴーディ・アインズレー。9月下旬には再来日を予定しており、トークイベントやランニングセッションなどが企画されている。
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