THE NORTH FACE

GLOBAL CLIMBING DAY 2019

WALLS ARE MEANT FOR CLIMBING

1966年から、私たちは壁を障害としてではなくチャンスとして捉えてきた
ヨセミテの絶壁からヒマラヤの山頂までパーソナルなある種の自由を探し求めた
この探求の中で、私たちは様々な物語・経験・視点に支えられたコミュニティを見つけることができた
このコミュニティは、私たちに前進するための唯一の方法は結束であると教えてくれた
私たちは、「違い」によって団結し「共感」によって結びつき、「理解」によって強まる世界を信じている

WALLS ARE MEANT FOR CLIMBING
「壁は登るためにある」

GLOBAL CLIMBING DAY

8月24日はグローバルクライミングデイ。私たちは世界中のジムと協力し、ビギナーに向けたクライミングイベントを開催します。みんなで登る楽しさを分かち合い、この特別な日を祝いましょう。

GLOBAL CLIMBING DAY EVENT

イベント概要

TNFアスリートによるビギナーセッション&エキシビジョン

参加予定アスリート

平山ユージ・楢崎智亜・野口啓代・小武芽生・伊藤ふたば

対象者

初心者・初級者

イベント日時

2019年8月24日(土) 13:00 〜 17:00

会場

CLIMB PARK BASE CAMP 入間店

当選者数

25名

応募期間

8月16日(金)15:00~8月21日(水)23:59

応募の流れ

  • 以下の応募フォームに必要事項をご入力の上、お申込みください。
  • 弊社にて厳正なる抽選を行い、8月22日(木)以降に当選者のみメールにてご連絡いたします。
応募はこちら
注意事項
本イベントへのご応募は、おひとり様1回のご応募とさせていただきます。
本イベント当選者の方は、対象クライミングジムにて当選メールとご本人様確認書類を提示いただきます。

GLOBAL CLIMBING DAY CAMPAIGN

キャンペーン概要

8月24日に対象ジムをご利用のお客様70名様に使用料・会員登録料・レンタル料を無料で開放いたします。また、当日は会場にて限定オリジナルキャップをプレゼントいたします。

キャンペーン日時

2019年8月24日(土)

キャンペーン対象クライミングジム

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GLOBAL CLIMBING DAY CAMPAIGN対象ジム

北海道 Whipper Snapper Gym 北海道札幌市手稲区新発寒5条1-5−26
山形 FLAT bouldering 山形県山形市北町2丁目1−30
埼玉 CLIMB PARK BASE CAMP 入間店 埼玉県入間市東町7丁目1−7
東京 CLIMB PARK BASE CAMP 小竹向原店 東京都板橋区向原3丁目10−15
東京 Fish&Bird東陽町 東京都江東区東陽7丁目4−12
東京 DOGWOOD Climbing Gym 調布店 東京都調布市多摩川1丁目26
神奈川 Bouldering Gym Share 神奈川県横浜市鶴見区市場東中町12
静岡 Climbing Jam静岡 静岡県静岡市駿河区池田128−1
愛知 PlayMountain!名古屋IC 愛知県名古屋市守山区森孝3丁目1807
大阪 PUMP OSAKA 大阪府大阪市西淀川区中島1丁目13−23
大阪 Gravity ResearchなんばB 大阪府大阪市浪速区難波中2丁目11
岡山 rocks CLIMBING GYM 岡山県倉敷市平田261−2
福岡 OD小倉店 福岡県北九州市小倉南区曽根北町4
キャンペーン注意事項
オリジナルキャップの在庫には限りがございます。
なくなり次第、オリジナルキャップのプレゼントは終了とさせていただきますので、予めご了承ください。
月会費・年会費は自己負担となります。

HOW DID YOU GET OVER YOUR OWN WALL?

佐々木 明

佐々木 明
トップスキーヤー

1981年9月26日 北海道北斗市生まれ(旧大野町)。10代の頃から世界を舞台にして戦い続ける、国内屈指のトップスキーヤー。大学2年次に初出場したソルトレークシティーオリンピックを皮切りに、4大会連続で出場。世界最高峰のワールドカップツアーではアジア人として最高位最多数の表彰台に立つ。現在はバックカントリースキーに舞台を移すほか、ゴーグルブランドEMUSI(エムシ)やボディメンテナスなどの事業を展開する実業家としての一面も。

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HOW DID YOU GET OVER YOUR OWN WALL?

INTERVIEW WITH AKIRA SASAKI

佐々木 明

佐々木 明
トップスキーヤー

未来にも、過去にもない壁を乗り越えるカギ。
見落としがちな“今の自分”を見据える重要性。

10代からオーストリアに移り住み15年間世界を舞台に戦い続けたトップスキーヤー、佐々木明氏。競技スキーの世界から転向した現在では、タフな環境での滑りを求められるバックカントリーを生きるフィールドに。そんな佐々木氏だからこそ感じた、アスリートとしての壁について話を聞いた。

「正直、壁をネガティブなものとして捉えたことは今までにないんです。というのも、今の自分は何をすべきなのかってことを気付かせてくれるのが、壁じゃないですか。未来でも過去でもなく、今の自分に足りない部分を理解して、それをしっかりと見据えて、そこに向き合って、一歩一歩進むしかないっていう大事なことを気付かせてくれる存在なんです。例えば、壁を越えようとしたり、突き破ろうとすると必ず出てくるのが、ネガティブな部分。“こういう風になりたいのに…”というイメージする未来の自分や、“昔はよかったのにな”と調子の良かった過去の自分について、考え出してしまう。それって、今の自分をおろそかにしてしまう行為なんですよ。やっぱり人が持つキャパシティって意外と狭いし、それを超えたことをするのはなかなか難しい。だからこそ、その壁の中で何をするかが重要なんです。だから自分の中で壁は、乗り越えるものでも、突き破るものでもなく、今の自分をしっかりと向き合うために現れてくるもの。それを理解していれば、未来や過去ばかり考えて調子を落とすこともないし、今の自分を見据えて一歩一歩地道にトレーニングに集中できるんです。そうすると、気付いたら壁が壁ではなくなっているんですよ」

佐々木 明 佐々木 明

頭の中と心をゼロにする。
気付きのスペースを与えるメディテーション。

アスリートに限らず、日常生活でも多くの人が出会ったことのある壁。それは逆に、今の自分を見つめ直すいい機会になると教えてくれた佐々木氏。壁をポジティブなものに受け取れるようになった経緯についても伺ってみた。

「壁は100%誰にでもあるものだし、ネガティブに受け取る必要はないんですよね。そう思えるために実践したのが、メンタルトレーニングの一環で行ったメディテーション(瞑想)。普通の人であれば1日3万回弱、アスリートであれば3万5千回といわれている呼吸に自分の意識を置くことで、集中力が高まったマインドフルネスな状態になるんです。それを日常的に行うことで、未来や過去についていっぱいだった頭の中や心がクリアになる。そうすると、“今の自分に何が必要か”って気付きが生まれるんです。例えば、レースでダメだった時にいろんな感情が壁として出てくる。“ファンの期待に応えられなかった”“今まで取材してくれたメディアが来なくなった”とか色々あるけど、一番大事なのは結果が出なかったことでありその原因となった問題点に気付き検証し再度組み立てる事。それに気付ける心のスペースがあれば、他の無利益な壁はなくなるし、一番大切な壁のためにするべきことにも気付けるんです」

メディテーションを実践することで気づけた、今の自分を見据えることの大切さ。日々現れる壁と上手く向き合う秘訣は、未来でも過去でもなく、現在にあった。

佐々木 明
小野塚 彩那

小野塚 彩那
プロスキーヤー

1988年3月23日 新潟県南魚沼市生まれ。両親の影響で2歳の頃よりスキーに慣れ親しみ、学生時代はアルペンスキー競技にて活躍する。2011年シーズンより転向したスキーハーフパイプで世界デビューを果たし、'12〜’13シーズンのワールドカップでは、総合成績で二連覇を達成。二度のオリンピック出場経験を持ち、ソチオリンピックでは銅メダル、平昌オリンピックでは5位入賞の結果を残した。2017年には世界選手権で同種目で日本人初となる金メダルを獲得し、世界の頂点に立った。

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HOW DID YOU GET OVER YOUR OWN WALL?

INTERVIEW WITH AYANA ONOZUKA

小野塚 彩那

小野塚 彩那
プロスキーヤー

アルペンからハーフパイプ、バックカントリー。
変化していくステージで取り組む新たな壁。

2018年に競技スキーの現役世界を引退後、THE NORTH FACEのアスリートとなった小野塚彩那氏。現在では、世界を相手に戦ったスキーハーフパイプで培った技術をいかし、国内外の様々なバックカントリーへ挑戦する。そんな彼女が感じる壁とは?

「昨年競技スキーの現役選手としては引退しましたが、現在も色々なことに挑戦させてもらっていて。その一つとしてあるのが、THE NORTH FACEのアスリートチームと取り組む、山岳地帯で行うバックカントリースキー。伸也さん(中川伸也)や健児さん(河野健児)、明さん(佐々木明)だったり、先輩アスリートのみなさんと一緒に滑らせてもらうと、自分の滑りに何が足らないのか、色々感じるんですよね。それこそ、今現在の自分が感じている壁かもしれません。競技スキーとはまた違う、みなさんのスピードやパワー、そのラインを攻めるんだ!といった滑りから課題が見えてきて、もっと頑張らなきゃという気持ちになりますよね」

THE NORTH FACEで制作するプロモーション映像で、そのハイレベルな滑りを披露するアスリートたち。数々の世界大会で好成績を残してきた一流同士だからこそ感じる、技術の高さはもちろん、オリジナリティのあるスタイルに刺激を受けると小野塚氏。

小野塚 彩那 小野塚 彩那

壁を楽しんで乗り越える。
アスリート仲間と挑む山岳エリア。

「現役選手は引退したけれど、一人のスキーヤーとしてはたくさんの課題が壁としてあって。それでも、ほかのTNFアスリートたちから“その山を滑るなら彩那がいいね”って推してもらいたいって気持ちが強いので、その壁を越えるためにモチベーション高くトレーニングに励むことができますね。やっぱり尊敬できる仲間がいることで、新しい刺激を受けたり、足りない部分が見えてきて、それを乗り越えて認めてもらうために頑張れる。だから苦しい壁というよりも、自分のために楽しんで取り組めていますね」

仲間たちと切磋琢磨し、新たな課題へ挑戦し、壁を乗り越えていく小野塚氏。現在は、地元・南魚沼市でのアクティビティ開発にも力を注ぐ。

「以前からHIGH FIVESというスキーチームとしても、新潟で活動をしていて。そのアクティビティの一環として、しゃくなげ湖(三国川ダム)で行うSUPツアーがあるんです。ダムの利用許可を得るために、市役所への申請用に慣れていない企画書を作ったり。競技ではないですが、そうやって小さな壁も、楽しんで取り組めています」

新たなことに挑戦するたびに立ちはだかる様々な壁。それすらも今までになかった刺激として、楽しんで乗り越えている小野塚氏。現役選手時代よりも多種多様なフィールドで活躍する姿に期待が高まるばかりだ。

小野塚 彩那
宮﨑 喜美乃

宮﨑 喜美乃
トレイルランナー

1988年12月12日生まれ 山口県育ち。小学1年生で陸上を始め、高校・大学と全国駅伝に出場した経験を持つ。大学卒業と共に競技を引退し、大学院に進学し登山に関する運動生理学の研究に没頭。その後、三浦雄一郎氏が代表を務めるミウラ・ドルフィンズにて低酸素トレーナーとして働き、25歳でトレイルランニング に出会う。瞬く間に頭角を現し、一躍注目選手へ。2018年に日本最高峰のハセツネレースで準優勝を飾り、2019年には日本代表として世界選手権に出場するなど、第一線で活躍中。

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HOW DID YOU GET OVER YOUR OWN WALL?

INTERVIEW WITH KIMINO MIYAZAKI

宮﨑 喜美乃

宮﨑 喜美乃
トレイルランナー

苦しいときこそ、自分と向き合う。
足を止め、立ち返ることで越える壁。

アップダウンの激しい山を越え、長く険しい道のりを駆け抜けるトレイルランニング。そのレースは非常に過酷なことで知られており、大規模なものでは総距離が160kmにも至る。そんな厳しい戦いを走り抜き、いくつもの山を越えてきた宮﨑喜美乃氏にとっての壁とは。

「わたしにとって、壁は課題のようなもの。課題を感じたときには、何をしたら自分が嫌か、ということを考えます。もともとは友人のアイデアなのですが、自分の”取扱説明書を作るように、自分が何に対してどう感じるか書き出すといいよ”と教えてもらって。それから自分の適性や性格診断をすべて洗い出して、ヒットするものを書き出しました。分析していく中で気づいたことは、自分にとって最大のストレスは”時間がない”ということ。例えば、慣れていないことをして、それに時間をとられると、他の予定が詰まっていってしまう。そういったことがストレスだと気がついたんです。そこで、生活の中できっちりと時間のリミットを決めることにしました。それが全部思い通りに行ったときが、一番嬉しくて。クリア出来た感覚があるんです。これは日常生活だけでなく、トレーニングにいおいても同じ。そうやって生活をするようになってからは、怪我をしなくなりましたし、前よりも走れるようになりました」

長く苦しいレースの中で、走るのが嫌になることもあるという。そんなときに、自己分析をしたことが走る中での楽しみを再発見するきっかけになったという宮﨑氏。自己への探究心が、壁を乗り越える原動力となった。

宮﨑 喜美乃 宮﨑 喜美乃

山に学び、己を知る。
主観に頼らず、事実を分析して掴み取った栄光。

宮﨑氏の探究心のルーツは、大学院生時代にあった。

「大学院の試験は3回受けているんです。みんなと入学のタイミングが違かったので、教授と1対1の授業を受けることが多くて。それ以来、普通だったら聞き流してしまうような話も、”絶対に質問をしてやるぞ”っていう気持ちで聞くようになったんです。結果として、自分で思考をするいいトレーニングになりました。今でも、走るときにデータをとって、走り終わった後には自身で分析をしています。データを踏まえて、他の人の位置と自分の位置を比べたときに、じゃあ自分はこうしてトレーニングをしたらいいんじゃないか、とか。分析したことを活かして、次のレースに向けて取り組むことが本当に楽しいんです。例えば、2018年に出場したハセツネレースのときには、山を歩くときのタイムから何割のペースで走れるのか、というところから分析をしました。50%の割合のタイムで走れるということがわかったので、そこから出したいペースを計算して、割り出したスピードを意識して走りました」

徹底したペース配分で臨んだハセツネレースでは、見事準優勝。冷静な自己分析の背景には、宮﨑氏の力強い情熱が見え隠れする。壁を課題とし、乗り越えて力を増していくための鍵は、自分自身を知ることにあった。

宮﨑 喜美乃

WALLS ARE MEANT FOR CLIMBING GEAR