CANTERBURY 2022SS
2/114

2John LanePringle WalkerAlfred Rudkin1880年、ニュージーランド(NZ)南島カンタベリー平野に靴下などを編む小さな工場がラドキン夫婦によって創業された。同じ頃、ジョン・レーン、プリングル・ウォーカーの2人が同じ地区に羊毛工場を設立する。その後、両社は羊毛の供給を通じて信頼を深め、1904年、レーン、ウォーカー、夫妻の夫アルフレッド・ラドキンが代表を務める『Lane Walker Rudkin Limited』(Canterbury Internationalの前身)を設立した。第一次世界大戦も終わった頃、LWR社は友人からラグビージャージーを編んでほしいと依頼される。丈夫で、着心地の良いジャージーは評判になり、1924年には、すでに世界最強であったニュージーランド代表のユニフォームを手がけることになった。以降、LWR社はラグビー王国NZ生まれのブランドとして、「世界一タフな活動着」というコンセプトを守り、ラグビーに寄り添い、ともに歩んできた。ロゴマークのCCCは、NZの国鳥キウイ三羽を象ったものだ。キウイは、NZ人を気軽に表現する呼称でもある。創業者たちは、今もラグビー界を見守り続けているのである。カンタベリーの歴史The history & Philosophyof Canterbury

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る