贈呈先インタビュー

特定非営利活動法人

「ピアファーム」

理事長 林 博文さん

主な活動内容

障がいのある仲間たちが働く就労継続支援を農業に特化して行っています。地元農家やボランティアの方たちとの協働で地産地消と地域の活性化を進めています。

農業と福祉を繋いで地産地消をけん引したい

障がい者の社会参加をライフワークとされていた寬仁親王殿下。福祉に関わる私たちには、まさに憧れの存在でした。ご寄付いただけたことは、誇りであり、また励ましとなりました。ご視察いただいた瑶子女王殿下と果樹用ビニールハウスの前で記念撮影した思い出は、今も私たちの宝物です。


施設の活動は農産物直売所から始まりました。その後、本格的にぶどう栽培を手掛けていき、平成24年に企業的園芸規模拡大事業を開始。ぶどうハウスの整備をするために、ご寄付を活かしました。開所から3年という節目であり、成長の後押しとなりました。助成金というのは「成功を助けるもの」です。瑶子さまにお越しいただいたことで、周囲からの信頼度は格段に高まりました。開所当初はパソコンのリースすら断られていたことを思うと、夢のようです。


ピアファームは、地域農業の担い手として障がい者が活動する場です。健常者と協働で農業を行い、ぶどうや梨などの果物、農産物を販売しています。観光果樹園「あわらベルジュ」には、年間3千人ものお客様が来園されます。自分たちが作った農作物を買ってもらう、働く姿をみてもらうことで働く意欲がわいてきます。

私たちの願いは「農福連携」によって地産地消と交流人口の増加を図ることです。地域あってのピアファーム。少しでも活性化に役立てられるよう、努めてまいります。

ピアファーム

第14回大会/平成24年(2012年)
贈呈額:100万円/果樹用ビニールハウスの建設の一部
所在地:福井県あわら市二面45−19−1
TEL.0776−77−2930
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