雨天や水辺での過酷な状況下でも
機能する防水性と透湿性
ヘリーテックは、過酷な自然環境において防水性、透湿性を高めるために開発された防水透湿メンブレンとコーティングテクノロジーです。メンブレンは微細構造をもち、身体活動により汗をかいても高い透湿性を発揮してウエア内部の環境を快適にします。その機能性は、自らの命だけでなく人の命もかかる人命救助の第一線でも信頼されるもの。日本において、ヘリーハンセンは、2014年より福島県消防防災航空隊をはじめ、その他地域の消防隊や自衛隊の救助活動や艦船の整備任務にあたる部隊へウエアを供給しています。
独自のコーティングテクノロジーにより表生地と貼りあわされているため耐久防水性が持続し、雨や波のスプレーにさらされる環境から身体を守ります。
ヘリーテックは、5つのレベルでラインナップしており、用途や着用シーンに応じて選ぶことができます。
- ヘリーテック プロフェッショナル
- 耐水圧20,000mm以上の防水性 - 透湿量20,000g/m²・24h以上(B-1法)の透湿性
不快な蒸れや結露を抑え、ウエア内をドライで快適に保つ - フルシームシーリング仕様 - ヘリーテック オーシャンパフォーマンス
- ポリカーボネーテッド・コーティング・テクノロジーによる耐久性
加水分解による劣化が起こりにくい。 - ヘリーテック パフォーマンス
- 耐水圧5,000~20,000mmの防水性 - 透湿量5,000~20,000g/m²・24h(B-1法)の透湿性
不快な蒸れや結露を抑え、ウエア内をドライで快適に保つ - フルシームシーリング仕様 - ヘリーテック プロテクション
- 耐水圧3,000mm以上の防水性 - 透湿量3,000g/m²・24h以上(B-1法)の透湿性
フルシームシーリング仕様 - ヘリーテック
- 防水性、透湿性に優れる素材を使用(ウォータープルーフ・テーピング処理はしておりません)
日常での降雨に対応し、軽度なアクティビティでかいた汗を逃す。
②防水透湿性の高いメンブレンをコーティング
③耐久性を高める内側ファブリック(3層構造の場合)
1875
ヘリー・ジュエル・ハンセン夫妻が、ノルウェーの港町モスにある自宅で、世界初の「オイルスキン」を製造する。1877年に社名「ヘリーハンセン」として創業。
1879
ノルウェーのモスに初となる工場を設立。防水ウエアと同じオイル塗りキャンバスを使った消火バケツを製造。 細かい路地に民家が密集する町で、海岸から水を手渡しで運ぶため、軽量で扱いやすいものとして作られ、好評を得た。
1882
防水ウエアのほか、防水キャンバス素材の商品生産が10,000点を超え、工場の再建工事により、 その約2倍の規模の広さ400平方メートルを持つ新工場が誕生する。
1911
ノルウェーの探検家、ロアール・アムンセンが人類として初めて南極点へ到達。 その際のウエアをヘリーハンセンがサポートしている。
1924
生地の表面に防水加工を施しながら、光沢があって美しく、油のべとつきがない画期的な防水素材「LINOX」を開発。この素材は、第二次世界大戦以降もベストセラーの地位を維持している。
1932
コルクとカポック(中が空洞になっていて通気性が高く、水を吸収しない天然の植物繊維)を使ったライフジャケットを発表。 従来のものより柔らかく、着心地に優れたこのライフジャケットは、 ノルウェー海軍にも供給され、ヘリーハンセンの名を国内外に広めるきっかけとなった。
1949
PVC極薄シートを基布にした、軽量の防水素材「HELOX」を開発。半透明のPVC(ポリ塩化ビニール)極薄シートを基布に縫込み、軽量化したこの防水素材を開発したことは、ヘリーハンセンにとって大きな躍進となった。また、プラスチックでコーティングした繊維 「PLAREX」を素材とした作業着をつくり、これらの技術がそれまでのオイルによる防水加工に代わり、広く用いられるようになっていく。
1955
マットレス用プラスチックフォームの製造工場を設立し、スウェーデン、アメリカ、カナダに輸出を開始。レジャーウエアの需要に合わせ、販売するウエアのラインナップを大幅に拡充。 他にも「HELOX」を活用したおむつ、ビニールシート、包装材、ビニール袋など、日用品にも活用されるようになった。
1974
サバイバルスーツの製造を開始。 ノルウェーでは流氷の浮く海に落ちたら5分と生きられない。そんな海で働く人々のニーズに応え、生命維持のための防水救命着を開発。 流氷の海でも9時間は生き延びられる保温性と防水性を実現した。
1980
独自の防水・透湿素材 「HELLY TECH®」を開発。 防水性に加え、不快な蒸れや結露に悩まされることなく、ウエア内をドライで快適な状態にキープするジャケットは、当時のアウトドア産業に大きな衝撃を与えた。 現在でも、水に対峙する数々のプロフェッショナルに愛用されている。
1986
「ベースレイヤー」「サーマルレイヤー」「プロテクティブレイヤー」の3層を、効果的にレイヤリングする3レイヤー・システムを発表。テクニカルな各ウエアを組み合わせることで機能の相乗効果を高める独自のスタイルを確立した。
1990
ノルウェー南極探検隊のエクスペディションをサポート。
2001
VOLVOオーシャンレースでdjuce dragonsをサポート。
2006
単独世界一周レース「VELUXファイブオーシャンズ」に挑む白石康次郎氏をサポート。
2008
VOLVOオーシャンレースでエリクソン艇をサポートし総合優勝。
2014
福島県消防防災航空隊をはじめ、その他地域の消防隊や自衛隊の救助活動や艦船の整備任務にあたる部隊へウエアを供給。
2015
VOLVOオーシャンレースを戦ったチームSCAにオフィシャルウエアを供給。
2017
VOLVOオーシャンレースでスペインを拠点として活動するチームMAPFREをサポートし、準優勝。
2020
単独無寄港無補給の世界一周ヨットレース「Vendée Globe(ヴァンデ グローブ)」で白石康次郎氏をサポート。