WIND

　

特集テーマは「風」です。

目に見えず、生活のなかでその役割を実感しにくい風という存在と現象（洗濯物は早く乾きますね）。他の自然現象同様、風という大気の動きは、それだけを抜き出して語るものでもなく全体のなかで様々な役割を果たしています。 感じる風の冷たさに冬を感じれば着るものを1枚増やし、雨や雪とともに強い風が吹けば傘をふっ飛ばします。「風が強くて前に進めませんでした」と遅刻の理由を告げた人も知っています。 風を遊ぶ紙飛行機や凧から、パラグライダーやハンググライダーでは風に乗り、ヨットは風だけが推進力です。風力発電ではエネルギーにも代わり、吐く息は風となり音楽にもなります。 惑星という大きな単位から人間の息まで、風と大気は様々なモノやコトを通して姿を現し、わたしたちの周囲を取り囲んでいます。わたしたちはそんな風とどんな関係を持つことができるか、考えてみたいと思います。