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          クールな夏へ、一歩ずつ

          足元クールビズ

          ACTION

          共創アクション事例

          神山まるごと高専

          10年後の足元も涼しく。
          神山まるごと高専×Allbirds
          「足元クールビズ」アイデアワークショップ

          今働く、大人たちの足元も
          将来働く、僕たちの足元も。
          涼しく快適にするには――

          「社会人の仕事靴=革靴」という常識は、本当に必要でしょうか?
          Allbirdsが実施した調査では、夏に革靴やパンプスで働くビジネスパーソンの約80%が「スニーカーで働きたい」と回答しました。 さらに、「ビジネスシーンでは革靴であるべき」という意識が変わることこそが、履きかえるために必要だと答えた人は、およそ45%にのぼります。

          本当はスニーカーに履きかえたい。でも履きかえられない。その理由は、"社会人の常識"にあるのかもしれません。
          そしてこの常識は、今の社会人だけでなく、これから社会に出る人たちにも引き継がれていきます。

          まだ固定観念に縛られていない学生たちなら、新しい当たり前を、自由な発想でつくり出せるのではないか。 そんな期待を胸に、徳島県・神山町にある「神山まるごと高専」にて、「足元クールビズ」を広げるためのアイデアワークショップを開催しました。

          「どうしてみんなスニーカーを履けないんだろう?」

          クールビズを知っている学生は半数以上。
          しかし、そのイメージは「ノーネクタイ」に偏っていました。
          実際にビジネスパーソンへの調査でも、「クールビズと聞いて最初に思い浮かべるのはノーネクタイ」と回答した人は約7割にのぼります。
          社会人の常識は、少しずつ学生にも浸透しているようです。

          一方で、学生たちは素直な疑問も口にしていました。

          「社会人になった時スニーカーを履けずに、革靴で働かなきゃいけないのだとしたら、率直にすごく怖いなと思いました。」
          「堅苦しいなと思いますし、自分はそんな会社には入りたくないなと思った。」
          「女性は特にパンプスで靴擦れとかあるし大変だなと思っていたので、将来パンプスで働けるかなと心配しています。スニーカーで働ける社会になってほしいです。」
          「ひとりひとり働く人たちが自分の体を大切にしてほしい。体が快適であれば、仕事のパフォーマンスもあがるのではないか。」
          「見た目で礼儀やリスペクトをはかる暗黙の了解もわかるが、本当は働く人の体を第一優先する文化が広がってほしい。夏の働く足元は自由であってほしい。体のクオリティがあがれば、自然に仕事のクオリティも上がると思うからです。」

          猛暑が当たり前になりつつある今、地面の温度は60℃を超えることもあります。
          それでも、約70%のビジネスパーソンが足元の暑さに何の対策もできていません。
          一方で、約80%の人は「これからは何かしらの対策をしたい」と考えているという調査結果もあります。

          こうした背景をふまえた上で、Allbirdsの共創プロジェクト「足元クールビズ」に、もっと企業や団体が気軽に参加できるにはどうすればいいのか?学生たちと一緒に、アイデアを出し合いました。

          グループワークを通じて見えてきたのは、「企業ー働く人の、コミュニケーション不足」でした。

          • 上司が許してくれないと履きづらい説

            自分だけがスニーカーだと、なんだか浮いてしまいそう。まわりの目が気になってしまう。

          • 自社だけではなく、取引先が認めてくれないと履きづらい説

            社内ではOKでも、取引先にどう思われるか不安…。そんな不安の連鎖に、学生たちは「だめかな~?サイクル」と名前をつけていました。

          • そもそもスニーカーを履くメリットを知らない説

            革靴で働くのが当たり前になっているから、そもそもスニーカーを選ぶ理由を考えたことがない人も多いのでは?

          法人も個人も、本当はスニーカーに履きかえたいのに、常識に縛られてためらっているのだとしたら。 「スニーカーに履きかえること」を話題にすることで、同じように「履きかえたい」と思っている人や企業が現れ、共感の輪が広がり、一つのムーブメントになるかもしれません。 学生たちの議論から、そんな仮説が浮かび上がってきました。

          「足元クールビズ」は
          職場で話したい「心温まる体験」で広がる。

          「あったかクールビズ」
          学生たちが着目したのは、5月の母の日や6月の父の日に、家族からのプレゼントを嬉しそうに職場で話す、働く人の姿でした。
          そこから生まれたのが、"心が温まる"クールビズ、「あったかクールビズ」です。
          これは、父や母への感謝のギフトとしてスニーカーを会社のデスクに届けることができるプログラム。ギフトの開封を同僚や上司との共同体験にすることで、スニーカーに履きかえるきっかけと、職場での会話を生み出します。
          アイデアの核となるのは、社会の常識をひっくり返すには、もっと大きな常識を味方につけるという発想です。「家族を大切にする」という普遍的な価値観を通じて、「仕事靴=革靴」という固定観念を揺さぶります。

          さらに、子どもと一緒に靴を洗えるブラシを同梱することで、家庭内でも靴を通じたコミュニケーションが生まれるよう設計されており、Allbirdsチームも驚かされました。

          みんなの課題は、
          みんなでやれば解ける。

          「今の社会人の方々は革靴で働くのが当たり前で、暗黙の了解になっているのかなと思いました。でも、本当はみんなが快適に働ける社会であってほしいなと思うので、これから先変わっていくと嬉しいです。」

          「広がっていくにはいろいろな企業が一緒に協力して取り組むことが大事だと思いました。きっとみんな暑い夏は嫌だと思うので、みんなで同じ思いを重ねていけばもっと足元クールビズが広がると思います。」

          「銀行で働いている方やCAさんは革靴やパンプスで働いている人が多いイメージがあります。そういう革靴の人が多い業界も変わっていったらもっと働きやすい社会になると思いました。」

          「 一社だけで足元クールビズを広めるのは難しいと思いました。社会人は、お互いがお互いの目線を気にしている。なので、広めるためには様々な企業が協力して足元クールビズを推進することが大事だと思います。」

          「大事なのは「きっかけ」と「ムーブメント」なのだなと、改めて考えさせられました。
          足元クールビズを広めるためには、みんなが足元まで気を配るようなきっかけを作らなくてはいけない。その上でそれを進めていこうという社会のムーブメントも必要になる。」

          ワークショップの最後に、学生たちが口にしたのは、「みんなではじめること」の大切さでした。ひとりの声から始まり、会話が生まれ、共感が広がる。そうしてムーブメントとなり、いつしか常識をひっくり返せるかもしれない。

          #夏を1℃でも涼しく

          猛暑が当たり前になりつつある今、地球の夏を少しでも快適にするには、できるだけ多くの人が、話し合い、動き出すこと。あなたも、足元クールビズを始めてみませんか?
          これからの涼しい夏のためにも、高校生たちの将来のためにも。

          高専生のアイデアを一緒に実現する企業を募集中!

          家族からのギフトをきっかけに「仕事靴=革靴」の常識を覆す心が温まる「あったかクールビズ」。学生たちのユニークなアイデアを、一緒に実現してくださる企業・団体を募集しています。

          情報発信や取り組みを一緒に考えてくださる企業・団体の方は、下記のフォームよりご応募ください。

          選定された企業・団体には、共創の第一歩として、Allbirds のスニーカーをお贈りします。(※数に限りがあります)。 学生たちのアイデアとともに、この夏も、これからの夏も、少しずつ涼しくしていく一歩を踏み出しませんか?

          神山高専のみなさん、たくさんのアイデアと意見をありがとうございました。皆さんが社会に出るころには、"社会人の常識"がもっとやわらかくなり、自由に快適に働ける社会になっているように。
          私たちも、一歩ずつ前に進んでいきます!