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SET UP for HIKE

日帰り登山の装備

Day Hiking Checklist

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Day Hiking Checklist

電車や車で出かけ、その日中には家に帰って来られる日帰り登山。運動不足の解消や比較的手軽に自然と触れ合いリフレッシュできるのが魅力です。

とはいえ、標高が1,000mを超えるような山になってくると、それなりの装備が必要になってきます。標高に関わらず、高尾山のような観光地とは違う、より自然に近い山も同様です。ちょっと登るのが大変ですが、達成感や山頂からのパノラマなどが楽しめる日帰り登山の装備を一緒に見ていきましょう!

ウェア

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まず身体に身に着けるもの

ハードな雪山登山からハイキングまで、登山のウェアは、天候や運動量に合わせてレイヤリング(重ね着)することによって調節していきます。
日帰り登山でも同じで、このレイヤリングを考えて身に着けるものを用意していきます。

1.アウターレイヤー
一番外に着用して、雨や風から体を守るウェアです。防水性、防風性、透湿性(蒸れを外に逃がす)機能を備えています。

2.ミドルレイヤー
主に中間に着るウェアで、行動向けのウェアと保温向けのウェアがあります。ベースレイヤーから吸い上げた汗を吸収、拡散(乾燥)させる役割や、暖かい空気を留めて寒さを防ぐ役割があります。天候によっては一番外側に着ることもあります。

3.ベースレイヤー
汗を素早く吸収、拡散させ、汗冷えを防ぐウェアです。早く乾くことが大切なので、コットンなど乾きにくい素材はなるべく避けましょう。ポリエステルなど化繊や寒い季節にはウールもおすすめです。目立たない存在ですが、非常に重要なウェアになります。

このレイヤリングを元に、それぞれのウェアの役割を見ていきましょう。

レインウェア

アウターレイヤーの代表的なウェア。雨はもちろん、風や冷気の侵入を防いでくれるウェアです。日帰り登山でも、歩く距離が長くなると人里まで戻ってくるのに時間がかかるので、雨の中でも濡れずに行動できることが大切です。防水透湿性のあるレインジャケット、レインパンツは必ず準備しましょう。

ウィンドシェル

アウターレイヤーのウェアですが、レインウェアとはちょっと違った役割があります。レインウェアと違い、雨は防げないですが風を適度に防いでくれます。防水性が無い分、蒸れ抜けがよいのでよりアクティブに動く時におすすめです。軽量・コンパクトな製品が多いので、行動しながら脱ぎ着するのにとても便利なアイテムです。

フリース

保温性もあり、汗抜けもよいバランスの良いミドルレイヤーです。行動中も着やすいので、アウターとしても着用しやすいウェアです。寒い時期には、ダウンや化繊綿入りのジャケットを用意するのもおすすめです。

ベースレイヤー

汗を素早く吸収、拡散させるベースレイヤー。暑い時期は一枚で着ることも多いので、タイトフィットなアンダーウェアタイプではなく、Tシャツタイプがおすすめ。

トレッキングパンツ

段差で足を大きく動かすこともあるので、ストレッチ性や動きやすい裁断がされたトレッキングパンツがおすすめです。速乾性のある素材を使用し、はっ水加工を施している製品が多いです。アンダーウェアやタイツの上にはくのでミドルレイヤーに分類されます。

アンダーウェア

汗冷えを避けたい登山では、アンダーウェア選びも重要になってきます。肌に直接触れるウェアですので、速乾性の高い素材のものを選びましょう。

トレッキングシューズ

本格的な登山になってくると、足元がアスファルトなどで舗装されていない道が多くなります。凹凸もあり滑りやすい箇所も出てくるので、地面をしっかりと捉えてくれるトレッキングシューズが必要です。シューズ内が濡れないよう防水性があるものを用意しましょう。

トレッキングソックス

登山では長い時間歩くため、足への負荷も高くなります。厚みがありクッション性が高い登山用ソックスの着用がおすすめです。他のウェア同様、汗冷えを防ぐため吸汗性や速乾性のある素材が使われています。

キャップ

低山でも山の日差しは強いので、頭部を守る帽子は用意したいアイテム。日焼け防止や熱中症予防にも役立ちます。頭部は汗をかきやすいので、他のウェア同様、速乾性のある素材を選びましょう。

グローブ

季節や天気、山の状況に合わせて用意します。雨の可能性が高ければレイングローブ、寒い時期にはフリースグローブ、岩場があったり長時間トレッキングポールを使う場合はトレッキンググローブがあると便利です。

持ち物

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バックパックと中身

日帰り登山におすすめのバックパックと、持っていくべき3つの分類アイテムをご紹介します。

バックパック

歩く距離が長くなり、荷物も多くなるので身体にしっかりとフィットする登山用バックパックがおすすめです。持っていく荷物によりますが、20~30リットルくらいが使い勝手のいいサイズになります。

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日帰り登山のバックパック参考サイズ(ノーム28 / 着用モデル173cm)
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ノームシリーズは脱いだウェアをコードで留めたり、背面パッドをマット代わりに!

1. 着用していないウェア

レインウェアやフリースなどは、出番が来るまでバックパックにしまっておきます。ウィンドシェルなど出番の多いウェアは取り出しやすい位置に入れておくのがおすすめ。

・レインウェア
・ウィンドシェル
・フリース
・グローブ

2. 食料・飲み物

歩きながらや休憩時に食べる行動食や昼食を持っていきます。バーナーなど調理器具を持っていくと食事の幅が広がります。

・行動食
・水筒、予備のウォーターパック
・昼食
・バーナー、コッフェル、ガス缶
・はし、フォーク、スプーン、マグカップ

3. ナビゲーション・緊急時用

道確認のための地図やコンパス、怪我や遭難などもしもの時のための備えアイテムも持っていきます。


・地図、コンパス
・スマートフォン、充電バッテリー
・ライト、予備電池
・ココヘリ、熊鈴
・財布
・日焼け止め、リップクリーム、虫よけ
・ウェットティシュ
・タオル、手ぬぐい
・ナイフ、ホイッスル
・ファーストエイドキット
・エマージェンシーシート

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バーナーやコッフェルがあると温かいものが食べられたり、山ご飯の楽しみが広がります