

GET READY FOR MT.FUJI

今年も間もなく富士登山のシーズン。日本最高峰への挑戦は、特別な景色や達成感との出会いでもあります。
一方で、寒暖差や強い日差し、長時間の行動など、事前に知っておきたいポイントも少なくありません。
はじめての富士登山を安心して楽しむために、必要な装備や準備のポイントを確認しながら、挑戦への一歩を踏み出しましょう。
詳細については、「富士登山オフィシャルサイト www.fujisan-climb.jp」にてご確認ください。
富士登山では、強風や雨への対応を考え、上下セパレートタイプのレインウエアを選びましょう。
防水性と透湿性を備えた一着が、長時間の行動を快適にサポートします。
標高の高い富士山では真夏でも冷え込むため、ダウンやフリースを用意しましょう。
特に早朝の行動やご来光待ちの際には防寒対策が欠かせません。
富士登山では、長時間の歩行に加え、岩場や砂利道など変化のある登山道を進みます。
足首までサポートする登山靴は、安定した歩行を支えるだけでなく、砂や小石の侵入を軽減し、足元のトラブル予防にも役立ちます。
「保温着を着るほどではないけれど、少し寒い」、そんな場面で風による冷えを抑えながら、行動中の快適性を保つのに役立ちます。
軽量で持ち運びもしやすく、必要なときにさっと羽織れるため、一枚あると安心です。
スタートから山頂まで、常に気温が変化し続ける富士登山では、行動中のこまめな体温調節が欠かせません。
ベースレイヤーの上に重ねて着ることで適度な保温性を確保し、冷え込みによる体温低下を軽減します。
長時間にわたり、登り坂を歩き続ける富士登山。「汗の濡れ」は急激な体温低下を招くリスクへと変わります。
肌に最も近くで触れるベースレイヤーは、汗を素早く吸収・拡散し、汗冷えを軽減してくれる重要な役割を担っています。
長時間の歩行に加え、大きな段差や岩場も登場する富士登山では、体力の消耗や怪我のリスクも伴います。
脚の動きを妨げない設計やストレッチ性などを備えたロングパンツが、安全な山行を支えます。
富士登山では、森林限界を超えると日差しを遮るものが少なくなり、強い紫外線や直射日光を受けながら行動する場面が続きます。
快適な登山を楽しむために、機能性や携行性にも注目しながら選びましょう。
保温着やレインウエア等、一泊二日の行程を安全に支えてくれる荷物は意外とかさばります。
無理なく収め、現地でスムーズに出し入れするには「30~40L」程度のサイズがおすすめです。
早朝や山頂付近の冷え込みに加え、岩場での手の保護に役立ちます。
フィット感や操作性に優れたものを選ぶとより快適です。
森林限界を超えると強い日差しや紫外線への対策も必要になります。
サングラスはまぶしさを軽減するだけでなく、紫外線から目を保護し、アームカバーは腕の日焼け対策に役立つアイテムとして準備しておくと安心です。
早朝の行動や山頂付近など、冷え込みを感じるシーンにおける心強い味方。
特に寒さに不安を感じる方は準備しておくと安心です。また、山小屋での就寝時の着替えとしても活躍してくれます。
富士山特有の砂利道や砂の多い登山道では、歩行中に靴の中へ砂や小石が入り込むことがあります。
ゲイターは足元を覆うことで異物の侵入を軽減し、長時間の行動を快適にサポートするアイテムです。
トレッキングポール
登りでは推進力を生み出し、特に体力を消耗した長い下り坂では、膝や脚への負担を軽減してくれます。足元が不安定な場所でのバランス補助にも役立ちます。
財布
意外と見落としがちなのが現金の準備です。山の上ではキャッシュレス決済が使えない場所が多く、環境維持のためのトイレ協力金(チップ)や山小屋での購入には、100円玉を中心とした硬貨や紙幣が何度も必要になります。
ヘッドランプ
山小屋を深夜に出発してご来光を目指す場合はもちろん、万が一行動が遅れて日没を迎えてしまったときのための命を守る安全装備です。必ず予備の電池や充電ケーブルとセットで携行しましょう。
ドライバッグ
モバイルバッテリーやスマートフォンの電子機器、山小屋での着替えなどは、耐水仕様のドライバッグ(スタッフバッグ)に小分けして入れておくのが鉄則です。
ファーストエイドキット
擦り傷、靴擦れ、軽度な体調不良などに備える応急セットです。「山では自分の身は自分で守る(自己対応)」が基本。絆創膏やテーピング、持病薬、高山病に備えた鎮痛剤などをコンパクトにまとめて携行しましょう。
補給食
長時間の激しい運動で消費されるエネルギーを補うための必需品です。高カロリーで軽量な行動食(エネルギーゼリー、ナッツ、チョコレートなど)を、歩きながら食べられるポケットに忍ばせておきましょう。
富士登山への準備リストをまとめました。ウエアや装備品などのチェックリストとして参考にしてみてください。
Q. 富士登山でフリースやダウン(防寒着)は夏でも必要ですか?どのようなシーンで使用しますか?
A.必須です。主に夜間の行動時や、山頂でのご来光待ちで使用します。
山頂の気温は、真夏であっても「真冬並み」に冷え込みます。さらに強い風にさらされると体感温度はさらに下がります。軽量でコンパクトに収納できるダウンジャケットやフリースを必ずご用意ください。
Q. 雨が降っていなくても、ポンチョや使い捨てのビニールカッパではダメですか?
A. 大変危険です。必ず「上下セパレートタイプ」の登山用レインウェアをご用意ください。
富士山特有の強風が吹くと、ポンチョや簡易カッパは一瞬でめくれ上がり、雨を防ぐことができません。それどころか、風に煽られて視界を遮られたり、足元が見えなくなって転倒するリスクが高まります。安全確保と防寒のため、防水透湿性素材のジャケットとパンツが不可欠です。
Q. 初めての富士登山で、スニーカーでも登れますか?
A. おすすめしません。足首をホールドできるミッドカット以上の登山靴を強く推奨します。
富士山のルートは、不整地な溶岩帯や滑りやすい砂利の急坂が続きます。ソールの柔らかいスニーカーでは足の裏が痛くなりやすく、疲労や捻挫のリスクが跳ね上がります。溝が深く、靴底がしっかり硬いトレッキングシューズを選ぶことが、安全な登頂への近道です。
Q. 夜間やご来光を目指して登る場合、スマホのライトで代用できますか?
A. 不可です。両手が自由に使える「ヘッドランプ」を頭に装着するのが山の鉄則です。
暗闇の登山道でスマホを片手に持つスタイルは、バランスを崩したときや転倒時に手が突けず、大怪我につながるため大変危険です。足元と前方のルートを常に明るく照らし、両手を自由にして安全を確保するために、必ずヘッドランプを使用してください。
万全の装備を整えること。それは、富士登山を心から楽しむための「最初の一歩」です。
登山当日は、無理のないペースを心掛け、こまめな水分補給と休憩を挟みながら、身体を山に馴染ませていきましょう。山の天候やご自身の体調の変化に対して、ときには「引き返す勇気」を持つことも、安全に登山を楽しむための大切な判断です。
準備を整えた先には、日本最高峰に立った者だけが味わえる圧倒的な絶景と、言葉にできないほどの達成感が待っています。
自分らしいペースで、特別な挑戦をお楽しみください!