





1960年代、ヘリーハンセンはスカンジナビア半島の厳しい海から漁師たちの命を守るために、防寒素材「ファイバーパイル」を開発しました。それは、世界で初めて生まれた「フリース」の前身となる素材でした。現代 のフリースに通じる漏水時の保温性や過酷な労働環境に耐えられるタフネスを兼ね備えたものであり、 さらに繊維に空気を含むことで水中でも体が浮きやすい性質を持ったものでした。そして、ウールより 安価なファイバーパイルはスカンジナビア半島にあっと言う間に広がり、生活に密着した " なくては ならない"ものになります。原点にして到達点であるマテリアル。だからこそ50年を超える時を経た 今もなお、ファイバーパイルは私たちの生活に寄り添っているのです。

昨年、渋谷にFUGLEN ロースタリーをオープンしました。豆のコンディションが変わってしまうので冬でも暖房はつけないんです。このジャケットはそんな環境での作業に最適。洗濯してもすぐ乾くし、僕の理想のワークウエアですね。

なぜこれをいまだに作り続けているかが不思議です。かさばるし野暮ったいし。でもそれが私としてはとても嬉しいんです。その気取らない感じがとても好きです。着ている自分はほっとして、着ている姿は、人をほっとさせる温かさがあるなぁと。癒しアイテムですね。

元祖フリースとしての魅力があるのはもちろん、この野暮ったさがいい。飾りっ気のないクラシカルな魅力というのでしょうか。それをセンスよく遊ぶことができたらすごくおしゃれだと思うんです。実はシルエットは綺麗できやすいですしね。

プレーンなデザインでなめらかな肌触りがいい。アウトドアウエアのフリースってカジュアルに見えがちですがこれなら上品に着ることができます。野外フェスや外遊びが好きなので、暖かくて着心地が良いこれは頼りになります。そのまま寝れますね。

ファイバーパイルは限られた工場でしか作ることのできない、クラフトマンシップが感じられる素材。一般的なフリースはどこかテクニカルで無機質な感じがしますが、これは有機的な温かみがある。デザインも素朴だから普段着にも合うんです。

フリースの元祖であるファイバーパイル。素材自体は昔からあるクラシカルなものですが、幅広いスタイルで提案しているのが魅力です。今季は特にキャプテンジャケットという新しいアイテムも登場。さらに新色のグレーにも注目です。




2015年秋冬、HELLY HANSEN のシーズナルカラーに「マラードグリーン」が登場。深みのある落ち着いたグリーンは、北欧の針葉樹の森が私たちにくれるリラックス感と強さをあわせ持つこの秋冬限定のカラーです。自然にしっくりなじむグリーンのウエアたち。HELLY HANSENが提案する"フリルフスリフ=ありのままの自然の中での暮らし" を送るためにこのウエアたちは一つのきっかけになってくれるはずです。寒さに負けずに外に出て、自然と触れ合うことが楽しくなるスタイルの提案です。








1877年、ノルウェーの港町モス。商船艦長であった「HELLY・JUEL・HANSEN」は、自ら海と対峙し防水という概念を生み出しました。フィッシャーマン、ヨットレーサー、海軍、海辺で暮らす人々。海の服は様々なシーンで変遷進化を遂げ、今に受け継がれています。海の歴史の中から生まれたワークウエアとは何か。古くから伝わる本当に質の良い素材や服とは。その原点を深く見つめることで、新しいものづくりが生まれる。HELLY HANSEN ROYAL MARINE CLUB は、ヘリテージと海のロマンを詰め込んだ海の服です。
"ROYAL MARINE CLUB"は、HELLY HANSEN STORE(下記6店舗)限定コレクションとなります。
ぜひお近くの HELLY HANSEN STOREでご覧ください。

R.M.C Oxford Shirts

R.M.C Basque Shirts
フランス・スペインをまたぐバスク地方で船乗りが着ていたシャツというのがバスクシャツのルーツ。こちらもシャツ同様に最高級のSUVIN綿100%を使用し、糸からオリジナルで開発。肌にまとわりつくようなしっとりとした優しい滑り感が最大の特徴です。

R.M.C Chino Trousers
イギリス軍のユニフォームとして誕生したチノトラウザーズ。高密度の綿綾織りが特徴のチノクロスは抜群の強度を誇ります。その機能美を現代的にモディファイしたのがこちら。股下から裾口にかけてテーパードさせることで美しいシルエットを実現しました。

R.M.C Monty Duffle Coat
北米の漁師たちのワークウエアとして誕生したダッフルコートは、メルトン生地の原産地であるベルギーの都市デュフェルがその名の起源。本来はゆったりとしたシルエットですがシャープなシルエットに修正。本物感を継承しながら、現代的な一着に仕上げています。
19世紀末にスコットランドにある紡績会社が生地に大学の名前を付けたのがオックスフォード素材の始まりとされています。今回、ROYAL MARINE CLUB(以下R.M.C.)ではインド綿の中でも最高級のSUVIN綿100%を使用。より上質な一枚をつくりました。