THE NORTH FACE TNF RUN winter 2016

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TNF RUN Special Interview

Miyako Takayama

「スポーツ嫌いの私に、ランニングが教えてくれたこと」

 モデル、女優、そしてラジオパーソナリティとして活躍する高山都さんは、ふわっとした外見とは裏腹にサブ4の記録を持つ実力派市民ランナー。もともと運動音痴で、子供の頃からスポーツは大の苦手。ほんの数年前までは、まさか自分がフルマラソンを走ることになるとは夢にも思わなかったという。
「走るようになったのは5年前から。全く身体を動かさないまま30代にさしかかり、体調の変化やちょっとした衰えを感じ始めていたんです。何か運動しなくてはと思いつつも、自分ではどうしたらいいかわからない。そんな時に舞い込んだのが、ハーフマラソンに挑戦するという仕事でした」

<自分にプレッシャーをかけない。継続のコツは「ゆるラン」>

 運動は苦手だけれど大の負けず嫌い。挑戦するからには、きちんとランニングと向き合いたいと思った。運動経験がほとんどない中、まず取り組んだのは「走ることを習慣づけること」。どんなに短い距離でも短時間でも、歩いてもいい。とにかく着替えてシューズを履き、外に出ることを日々の日課とした。
「習慣にするには頻度が大切だと思ったので、週に5、6日は走るようにしました。驚いたことに、1か月続けたらちゃんと毎日の習慣になっていて、走ることがそんなに苦痛ではなくなっていたんです」
 加えて、自分なりに飽きない工夫を凝らしたことも功を奏した。当時からラジオ番組の音楽コーナーを担当していたが、そこで使う楽曲をランニング中に聞き込むことで時間を有効活用したり、好みのシューズやウエアを揃えてモチベーションを上げてみたり。「走っているといつもより五感が冴え、歌詞やメロディがすんなりと心に響いて、いつもより楽曲に感情移入できる気がした」、と高山さん。そんなこんなで始めは20分程度しか走れなかったビギナーが、いつしかアルバム1枚分、2枚分の時間を走り続けられるようになっていた。
「続けられたのは、『無理しない、頑張らない』ゆるランを徹底したから。走っていて思ったのは、ランニングは物足りないくらいがちょうどいいってこと。走りすぎるより、もう少し走りたいという気持ちを翌日に残しておく方が、長く続けられるのではないでしょうか」

自分にプレッシャーをかけない。継続のコツは「ゆるラン」
自分にプレッシャーをかけない。継続のコツは「ゆるラン」
自分にプレッシャーをかけない。継続のコツは「ゆるラン」
モデル、女優、そしてラジオパーソナリティとして活躍する高山都さん

 半年後、そうして迎えた初レースは、目標の2時間半を大幅に上回る2時2分でゴール。この成功体験が、ランニングに入れ込むきっかけになった。「そもそも飽き性の私が一人で21kmを走り抜けられたという達成感が、大きな励みになりました。走ることで姿勢が良くなったり、肺活量がアップしてお腹から声が出るようになったり、集中力が高まったり。ランニングが普段の生活にいい影響を及ぼすようになって、ますますハマりましたね」
 フルマラソンやレース前のきついトレーニングではしばしば、「痛いし、辛いし、しんどいし、なんでこんなことをやっているんだろう」とネガティブな思考の渦に巻き込まれそうになることもある。けれど、それを乗り越えて完走した時の喜びは何事にも代え難い。
「ランニングを続けていちばんよかったのは、忍耐力が身についたこと。仕事でもプライベートでも嫌なことや面倒毎から逃げ出さず、それを受け止められるようになったのはランニングのおかげだと思います。それからネガティブな思考や感情を、自分の中でポジティブに変換できるようになったこと。自分を叱咤激励して、なんとかモチベーションを上げて。そういう思考回路は今後の人生にも大いに役立つはず」

<いくつ年を重ねても、生き生きと走り続けたい>

いくつ年を重ねても、生き生きと走り続けたい
いくつ年を重ねても、生き生きと走り続けたい

「おばあちゃんになってもゆるく、長く、走り続けていきたい」という高山さんにとって大きな力になっているのが、レースに参加した際に目にする、生き生きと走る高齢の女性ランナーの姿だ。女性のライフステージは結婚、妊娠、出産で大きな変化を迎える。たとえどんなに大きなブランクがあったとしても、またこのポジティブな気持ちを取り戻してアクティブに走り続け、いくつになっても前向きに生きていきたい。高山さんは人生の指針を先輩ランナーの姿に見出している。
「私の母は40代でランニングを始めて、一気にのめり込んだんです。毎朝、20kmを走って仕事に出かけ、夕方は1km泳いで帰宅するような、ストイックを絵に描いたような人。玄関にはよく、つま先が血に染まったシューズが置いてありました。母はいつも生き生きとして楽しそうで、あんな風な生き方がいいなって思っていたんです」
 幼いころ、母娘で参加した親子マラソンでは泣きながら母親の後を追いかけた。あの時は走っていて楽しいとは微塵も感じなかったけれど、いまなら娘と連れ立って参加した母親の気持ちがよくわかる。 「私に子供ができたらやっぱり一緒に走りたい、親子でその時間を共有したい。年齢を超えて一緒に楽しめる、それがランニングの魅力だと思うから」

<自分の進化を止めない。たとえどんな些細な歩みでも>

 走力、体力、精神力。どれも一朝一夕で身につくものではない。でも過去の自分と比較した時に、確実に身についたという気づきを得られる。それがランニングの醍醐味でもある。
「誰しも、生きることに迷うときってあると思うんです。自分の強みはなんだろう、個性ってどこにあるんだろう、って。20代の私はとにかくコンプレックスの塊。自分に自信のなかった私は、インディーズからメジャーまで年間120本のライブに足を運び、音楽に救いを求めたんです。その経験はやがて音楽番組のパーソナリティという仕事につながり、大きな自信となりました。5年前、30代を目前にして同じように思い悩んでいた自分に風穴を開けてくれたのが、ランニングだったんです」
 レースに出る、完走する、タイムを刻む。いうなればそれは、ランニングにまつわるおまけのようなもの。走ることの本懐は、走るたびほんの少しずつ進化していくことである。たとえ日々の歩みは目には見えないほどわずかであっても、継続することで大きな自信となる。
「太い大黒柱があるような生き方に憧れたけれど、ランニングとか音楽とか、細い支柱を少しずつ増やしていく人生だって悪くない。だってその支柱は、これからの自分の自信になってくれるはずだから。この先あと何本、支柱を増やしていけるんだろうって、いまはそれが楽しみなんです」

Never Stop Exploring
自分を自分たらしめる支柱を建て続けること。
それが高山都の「Exploring」 なのだ。

Never Stop Exploring
高山都
ファッション誌のモデル、ドラマや映画で女優活動のほか、ラジオパーソナリティ、音楽番組のMCやCMナレーションなど、 幅広いジャンルで活躍。

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