1978年 北海道出身
北海道在住

小学校から高校卒業まではサッカープレイヤー。14歳の時にスノーボードに巡り合うが、持ち前のセンスで、初日からある程度滑れてしまったという。高校3年生の冬には、初めてのハーフパイプコンテストに出場して入賞。以降、ゲレンデにこもり、そこから大学に通うなど、スノーボードを中心とした生活をおくる。
大学在籍中に、ハーフパイプのコンペティションでスノーボードのプロ資格を取得。ジブやフリースタイルで活躍したが、もともと好きだったのはゲレンデや山を滑ること。映像作品「CAR DANCHI」シリーズでパウダーの撮影を続けるうちに、活動の主軸はフリーライドへと移っていった。
　しかし20代中盤で前十字靱帯を損傷。ケガをきっかけに就いた飲食業では、サービス業のおもしろさも感じていた。が、昼夜逆転の生活や、それによって滑る機会が減ってしまうことに違和感を覚え、再び雪の世界に戻ることを決意。プロスノーボーダーとしてのスキルを活かしながら、飲食業で感じたサービスする喜びも追いかけることができる「ガイド」を志す。以降、日本山岳ガイド協会の資格取得などを重ねながら、夏冬の山を案内するガイドとして、同時にフリーライド系のプロスノーボーダーとして、活動を続ける。
活動の中心は旭岳などの大雪山系。その流れるようにスムースなライディングはもちろん、落ち着いた佇まいや優れた洞察力、安心感あふれる判断力には定評があり、どんなにタフなコンディションでも必ずその日のベストを引き当てるガイドとして、多くのクライアントから絶大な信頼を集める。
　並行してアラスカやモンゴルといった海外での撮影に参加しながら、高所や辺境地への遠征にも意欲を燃やしている。こうした旅は、ガイドとしてのスキルアップには最適だ。が、それ以上に、挑戦する行動や気持ちを止めたくないと考えている。立ち止まることを良しとしない滑り手の情熱が、すべての活動のモチベーションなのだ。