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hedge over vest

¥29,700税込

非常時や停滞時に体温を保持するパッカブルインサレーションベスト。風吹く稜線、ビレー時など寒さを感じるシーンでシェルの上からさっと羽織ることができる化繊綿モデルです。左胸のポケットに収納すれば、パックの雨蓋やポケットに入れスマートに携行できます。摩擦や風雪の影響を受けやすい肩周りにハードフェイスプリントを施し、よりタフな仕様に。アルパインクライマーからデイハイカーまで、防寒お守りとして重宝すること間違いなし。

PRIMALOFT® Black Insulation RISE

ペットボトルリサイクル素材を80%使用したPRIMALOFT® Black Insulation RISEは疎水特性により濡れた場合でも保温性を失いにくい。
耐久性、復元性、傾向性にすぐれた素材。

lyell shell jacket

¥66,000税込

「丈夫」「ヌケる」「防水」ハードシェルに求められる3大機能をバランスよく高めたウィンターシェル。ゴアテックス プロを40デニールと30デニールの厚さの違う2種類の生地で適材適所に配置し、摩擦や風雪にさらされないところから効率的にムレを逃すデザインが特徴です。ウェア全体の高い透湿性に加え、両脇には大きなベンチレーションを配し、体温調整をスムーズに。パウダースカートは、季節やフィールド、アクティビティーによって取り外しが可能。岩や氷壁から身を守りつつ、クライミングムーブを妨げないストレッチ性を両立したアルパインクライミング・モデルです。

Lyell Shell pants

¥55,000税込

耐久性と防水透湿性が高いゴアテックス プロを40デニールと30デニールの厚さの違う2種類の生地で適材適所に配置したハイブリッドなハードパンツ。摩擦や風雪にさらされないところから効率的にムレを逃すデザインが特徴です。ウエア全体の高い透湿性に加え、股下にベンチレーションを設け、体温調整をスムーズに。裾にアイゼンガード、内側にスノーカフが付く。岩や氷壁から身を守りつつ、クライミングムーブを妨げないストレッチ性を両立したアルパインクライミング・モデルです。

登山でもっとも過酷な登攀手段
アルパインクライミングってなに?

ヨーロッパ・アルプスのような大きな壁を登って山の頂をめざす山岳登攀のひとつ。
おもに氷雪壁を含む冬季登攀を指す場合が多く、登攀ルートはボルトなどのない自然壁で、ルートどりや季節によって難易度やクライマーの実力が表現されるクライミング要素の強い登山形態だ。
ビッグウォールゆえに日をまたぐこともあり、さまざまな技術を習得しなくてはならず、総合的な技術と経験、強靭な精神力が求められる。
それらの行為に挑む人をアルパインクライマーと呼ぶ。

INTERVIEW

江本悠滋Yuji Emoto

日本でいうアルパインクライミングは、敷居が高く、言葉としても重いイメージが付きまといます。しかし、ヨーロッパ・アルプスにおけるアルパインクライミングは、日本に比べると、だいぶ身近でポピュラーな登山スタイルといえます。フィールドとなるビッグマウンテンが人里から近く、公共交通機関もよく整備され、ロープウェイに乗れば氷河の上にすぐ立てます。温暖な島国日本では冬季に限定されるアルパインクライミングですが、高所に氷河が残るヨーロッパ・アルプスでは1年を通して楽しめるのです。

夏になるとTシャツ、短パンで岩に取り付く人の姿も(笑)。温暖化の影響からか、ヨーロッパ・アルプスは年々、氷壁や氷河が姿を消し、岩が露出してロッククライミングの要素が強い登攀に変わりつつあります。とはいえ、登山形態としてはもっとも厳しいものなので、天気の急変に備えて信頼できるギアとウェアを用意する必要があります。

ライエルジャケットとパンツは、そんなヨーロッパアルプスで1年を通して活躍するウェアといえるでしょう。ザイルとナチュラルプロテクション、ハーネスで身の安全を確保しながらアイゼンとピッケルを手足に付け、肉体と意識を総動員しながら頂をめざすアルパインクライミングには最適の1着です。

岩や登攀具との摩擦が気にならないタフさ、体の大きな動きに追従するストレッチ性、雨を通さず湿気を逃す優れた防水透湿性など、まさに高所の氷壁を登るために作られたウェアです。身ごろを温めるヘッジオーバーベストとのマッチングは、厳冬期の日本アルプスのみならず、ヨーロッパ・アルプスでも臨機応変に幅広く使える組み合わせですね。