SOUNDSCAPE

Session #4 YOICHIRO UCHIDA

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「SOUNDSCAPE」、
つまり音景は、音が描き出すランドスケープを意味する。
空の色、街の明かり、行き交う人々…都市の景色は、
刻一刻と変化して、その瞬間にしか存在しない。一方、音楽における
インプロヴィゼーション(即興演奏)は、そのときその瞬間のグルーヴが生まれる。

このプロジェクトでは、各々のアーティストが、
自分の住む都市の音をフィールドレコーディングし、その音に対して
即興で音楽を演奏し、音景を作っていく。
服をまとい、景色の音を奏でるアーティストたちとともに、
THE NORTH FACEが描く「SOUNDSCAPE」を全4回に渡ってお届けする。

12月7日(金)には、東京・青山にて本企画の完全招待制のスペシャルイベントを開催!
応募に関する詳細はこちらから。

Session #4 YOICHIRO UCHIDA

東京、北海道、神奈川と各都市を回り、そこにある風景を音で表現してきた「SOUND SCAPE」。3名の演奏家による楽曲もついに完成し、数量限定のレコードへ収録。極少数プレスとなるプレミアムな1枚は、スペシャルイベント当日に来場者全員へ贈られる。そんな「SOUND SCAPE」が佳境を迎える中向かったのは、九州いちの都市・福岡。この街で出会うのは、唯一無二の存在感を放つ“文字”を生業とするアーティスト内田洋一朗さん。彼が担うのは、音源を収録したレコードのジャケットデザイン。「SOUND SCAPE」のために描き下ろされる“文字”が生まれたルーツ、日々の創作活動におけるルールについてフォーカスする。

「撮影の舞台となったこの場所PLACERWORKSHOP(プラセール)は、100種類以上のランを取り扱うお店なんです。このお店が現在の場所へ移転する前に、お店の真っ白な壁や天井に僕が“ラクガキ”として文字を書き始めたのがきっかけでした。しばらくすると、お店の中には僕の書いた“ラクガキ”でいっぱいに。表向きは植物屋さんなのに、中に入ると店内中に文字がびっしりと書かれている。そんな不思議なお店を面白い!って最初に取材してくれたのが、雑誌『暮らしの手帖』だったんです。それが文字を書くことが仕事になるはじまりですね」

YOICHIRO UCHIDA
  • TRANSIT BOMBER JK  /  NY81862  /  ¥23,000+tax
  • SoM QD OXFORD SHIRT  /  NR11761  /  ¥13,000+tax
  • ELK PANT  /  NB81863  /  ¥15,000+tax

Macなどでデザインするグラフィックとも違い、ヒップホップ文化の一つであるタギングとも異なる、独特の表情を持つ内田さんが描く文字。その作風が生まれた原風景は、アメリカ・ニューヨークにあった。

「高校卒業してすぐに、アメリカのボストンへ4年間留学していたんです。週末になると、ニューヨークへ足を伸ばすことが多くありました。現在のニューヨークと違って当時は危うさもある街でしたが、そこにあるストリートカルチャーからも影響を受けました。ただ、文字を書くということに関しては、現地の友人が書く英語にルーツがあるかもしれません。彼らの書く英語って、日本人の書く英語と違って、どこかかっこよさがあるんです。それを真似して書いたりしたことも、きっかけのひとつですね」

アメリカ・ニューヨークで出会ったカルチャーをきっかけに始まった創作活動。引用するフレーズにはUKバンドから影響されることも多いと教えてくれた内田さん。日々のアウトプットにおけるルールについても伺った。

「僕が描く文字で大切なのが、スピード感。そのためには、悩まずにとりあえず描くというライブ感を意識しています。さらに一番大切にしているのは、文字が持つデザイン性。文字同士の距離が離れ過ぎず、近づき過ぎないように、レイアウトを意識していますね。一番難しい部分だけど、うまくいけば一番気持ちのいい部分。創意工夫のしがいがありますよね。そういった即興性が求められるだけあって、街から感じたイメージを音楽で表現する『SOUND SCAPE』という企画にもシンパシーを感じます。僕の描く文字は、“最初からこのフレーズを書こう!”と準備するよりも、その場の雰囲気やノリが重要で。自分でもいいと思えた作品には、そういう現場の即興性が感じられるんです。ほかにも「BEAT」という言葉の羅列を作るにしても、ひとつだけ描いたものをコピー&ペーストして並べても勢いが出なくて。ひとつの言葉を何回も描くことで、文字に勢いが生まれてライブ感のある有機的なものになるんですよ。そういった色々な要素を意識して、今回のレコード用に文字を描きましたね。スピード感や筆圧の強さ、さらにはそれを縦に生かすのか、横に生かすのか…。ひとつの言葉ですが、描き方ひとつで言葉が持つ雰囲気が大きく変わってくるんです」

その場で感じた生の雰囲気を落とし込むことで生まれる独創性。そんな創作活動の拠点となるPLACERWORKSHOPが構える、薬院という街。マンションやカフェ、アパレルショップが点在しつつも、閑静なこのエリアの風景について聞いてみた。

「移転先の条件が、人の往来が少ない場所。天神や博多駅周辺といった中心地は避けたくて、この場所に3年前に移転してきました。周辺のエリアへアクセスもよく、人通りも少なくて、ちょうどいい街で好きなんです。少し視点を広げると、福岡という街は九州で一番大きな街でありながら、海も山もあって、自然にも恵まれていてる。歴史的にみても貿易の中継地点ということもあって人の往来が多い街ですよね。そういったこともあって、人や文化を受け入れることに抵抗が少ない街のように感じています」

YOICHIRO UCHIDA
  • SoM QD OXFORD SHIRT  /  NR11761  /  ¥13,000+tax
  • ELK PANT  /  NB81863  /  ¥15,000+tax

都会的でありながら、人同士の情を感じる街と福岡について語る内田さん。最後に日々の洋服選びについて、アーティストという視点から教えてもらう。

「単純な好みとしてあるのが、シンプルでベーシックなもの。自分の作品が持つ色をファッションに落とし込むというのがあまり好みではないんです。そういった見た目という部分では、URBAN EXPLORATIONのアイテムはすごく好きですね。福岡の街は日本海側に面しているので、冬になると寒く曇った日が続きます。そんな気候だとダウン系のアイテムが活躍するのですが、厚みがあったり、重量があって苦手で…。ただ、今回着用したMA-1は中綿入りでも薄くて、軽い。自分のスタイルにフィットするアイテムですね」

さらに話を伺うと、“文字”を生業とするアーティストならではの嬉しいポイントがURBAN EXPLORATIONのアイテムには秘められていた。

「シャツのサイジングはいつもオーバーサイズにしているんです。1日に多くの文字を描く僕からすると、肩の部分にゆとりがなく腕を動かした際に生地が突っ張ってしまうのが、どうしてもストレスになってしまって。今回着させてもらったシャツは、シルエットはベーシックなのにストレッチ性と立体裁断で、肩周りの動きが遮られません。集中を削がれないというのは、日々の創作活動で非常に大きなポイントです」

Session #3

内田洋一朗 / YOICHIRO UCHIDA

福岡市薬院に構えるランのお店PLACERWORKSHOP(プラセール)を拠点に、独創的な“文字”による作品を制作・発信するアーティスト。アメリカ留学中にニューヨークで出会った多様な文化のほか、イギリスの音楽カルチャーから受けた影響を昇華し、作品へと落とし込む。 藤原ヒロシ、清永浩文、宮下貴裕といったファッションデザイナーとのコラボレーションも記憶に新しい。

  • TRANSIT BOMBER JK
    TRANSIT BOMBER JK TRANSIT BOMBER JK
    TRANSIT BOMBER JK NY81862  /  ¥23,000+tax
  • SoM QD OXFORD SHIRT / NNR11761  /  ¥13,000+tax
    SoM QD OXFORD SHIRT / NNR11761  /  ¥13,000+tax SoM QD OXFORD SHIRT / NNR11761  /  ¥13,000+tax
    SoM QD OXFORD SHIRT / NR11761  /  ¥13,000+tax
  • ELK PANT  /  NB81863  /  ¥15,000+tax
    ELK PANT  /  NB81863  /  ¥15,000+tax
    ELK PANT  /  NB81863  /  ¥15,000+tax

SOUNDSCAPE LIVE INFORMATION

完全招待制
スペシャルイベント開催!

本企画の完全招待制のスペシャルイベントが12月7日(金)に東京・青山にて開催決定!気になる内容は、今まで「SOUNDSCAPE」に出演した青山翔太郎さん、KUNIYUKI TAKAHASHIさん、河内ユイコさんの3名が、完成した音源を生演奏。実力派アーティストたちによる、世界で1度だけしか聞くことのできない豪華ライブセッションを体感しよう!参加可能人数は抽選で200名様。イベント参加者全員に、「SOUNDSCAPE」のために制作された楽曲が収録される枚数限定のレコードを会場にてプレゼント。応募サイトから必要事項を明記して、抽選に参加してください。

開催日時 12月7日(金)OPEN18:00〜CLOSE 21:30 予定

開催場所 WALL&WALL OMOTESANDO (東京都港区南青山3-18-19フェスタ表参道ビルB1)

入場料金 無料

参加人数 200名(抽選にて決定)

出演者 青山翔太郎KUNIYUKI TAKAHASHI河内ユイコ (SOUNDSCAPE出演順・敬称略)

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