L3 50/50 Down Hoodie

SUMMIT SERIES

SUMMIT Series is

ザ・ノース・フェイスのラインナップのなかでもっとも先鋭的でコアなハイエンドシリーズ。
国内外で活躍するアスリートのフィードバックをもとに、アルパインクライミングや高所登山のために開発されたカテゴリーです。

ND52022L3 50/50 Down Hoodie

¥52.800(税込)

「通気性」と「保温性」2つの相反する機能を高いレベルで兼ね備えたダウンフーディ。チューブ状のダウンバッフルに800フィルパワーのプロダウンを封入し、軽くてかさばらないうえに湿気に強く、保温力が高いモデルです。表生地に通気性の高い極薄生地を用い、動くたびにウェアが呼吸するように新鮮な空気を取り込み火照った体をクールダウン。“できる限り着たまま行動したい”をコンセプトに掲げたアクティブダウンジャケットです。

MATERIAL

表地 20D×24D Twisted Wooly Ripstop Nylon(ナイロン100%)
中わた 800 Fill ProDown(ダウン90%、その他の羽毛10%)
裏地 10D Mini Ripstop Nylon(ナイロン100%)

INTERVIEW

Yusuke Sato

ダボっとしていないクライミングができるタイトなシルエットがいいですね。アックスを大きく振るときも立体的なチューブバッフルが潰れながら伸びて、肩周りの突っ張り感がなくストレスなく振れます。800フィルパワーの湿気に強いプロダウンは軽くてかさばらず、温かい。しかし、このジャケットの特筆すべき機能は、通気性です。厳冬のアルプスの稜線で風に吹かれると「寒い!」とはっきり感じるほど通気性が高いのです。

ただ、発熱量には個人差があって、僕の場合でいうと運動量が多い登攀では厳冬期でも汗ばんでしまいます。活動量が低いほどほどの運動であれば、動けるインサレーションジャケットとして重宝します。たとえば、アイスクライミングのルンゼでSTOP & GOを繰り返すとき、雪山の山頂からゆっくりお客さんと下るとき。細かいディテールで気に入っているところは、シンプルなストレッチニットの袖です。

袖がゴツいとグローブをはめたとき、ボリュームが出て動きにくくなりますが、これはスマートで肌触りもよく、冷気や雪も入ってこない。これまでダウンを用いた保温着は、停滞時の寒いときに着るウェアという認識でした。しかし、これからは動けるダウンジャケットという選択肢を頭に入れて、雪山でいろいろ試してみようと思っています。

Yuji Emoto

軽くてかさばらず、温かい、理想的な防寒用ダウンジャケットです。ビレーのときや、テントや小屋での停滞時に心強い1着ですね。

湿気を吸っても保温力を維持するプロダウンを使用しているのでアウターとしてはもちろん、シルエットがタイトなのでインナーダウンとしても使えます。最大の特徴は、高い通気性。とはいえ、ゼーゼーハーハーと息があがる運動量マックスの行動着としては、日本アルプスの厳冬期でさえも、ちょっと自分には保温力が高すぎる印象です。

お客さんのペースに合わせてガイドする冬山やアップダウンの少ない稜線歩行など、運動量がそれほど多くない冬山の行動着として調子いい動けるインサレーションですね。ともあれ、寒さを感じる気温や発熱量、発汗量には、個人差があります。もちろん厳冬期の雪山で一日中、調子良く着続けられる人もいるでしょう。自分なりのタイミングでの着用、レイヤリングをフィールドで見つけることがまずは重要です。