比較的天候も安定するゴールデンウィークとその前後。そんな心地よい春の日の軽快なトレッキングをイメージしたレイヤリング例です。高山ほどは冷え込まないとはいえ、まだ薄着になるには肌寒いこの季節は、薄手のFUTURELIGHT™アウター「FLスーパーヘイズジャケット」と、汗抜けの良いアクティブインサレーション「ベントリックスジャケット」の組み合わせが快適です。行動中は適切な保温力を維持しながら、オーバーヒートも防ぎます。休憩やランチの際の汗冷え対策には、肌面に汗戻りのしないポリプロピレンメッシュの「100ドライ」を着込み、その上には吸汗速乾性の高いポリエステル製ベースレイヤー「フラッシュドライライト」。半袖や長袖、ジップアップやクルーなどさまざまなスタイルからお選びいただけます。

新緑の季節の八ヶ岳から紅葉が美しい秋の北アルプスまで、春夏シーズンの本格的な縦走登山を想定したレイヤリングです。「クライムライトジャケット」はマイクログリッドバッカー採用GORE-TEX Productsを使った軽量アウター。20デニールという薄手生地ながら高い防水性と防風性、耐久性を併せ持ちます。無駄のないタイトフィットは、強風下の岩稜でも安全に行動でき、コンパクトに折りたためるのでバックパックにパッキングしても場所を取りません。ミッドレイヤーは、軽量で優れた保温性を持つ定番のマイクロフリース。ベースレイヤーは優れた吸汗速乾性に加えて、肌面に撥水ポリエステル糸を使って汗冷えを軽減させる「フラッシュドライ3D」。その下には、汗戻りを抑える0.5レイヤー「100ドライ」を着込むのはお約束です。

夏の終わりから秋にかけては爽快な季節ですが、朝夕の気温変化には気をつけたいものです。アウターは汗抜けの良いFUTURELIGHT™のなかでも、75デニールという中厚生地を使った「FLドリズルジャケット」。フィットもゆったり目で、汎用性の高いシンプルでベーシックなデザイン。なかに着込むミッドレイヤーを選びません。通気性の高いアウターには、やはり、汗抜けの良さと保温性を両立させたミッドレイヤーを選びたい。そこで「ベントリックス」シリーズから温度調整のしやすいベストを選びました。ベースレイヤーは吸汗速乾性に優れ、汗冷えを軽減してくれる「フラッシュドライライトシリーズ」、肌面に汗戻りを抑えるポリプロピレン100%の「100ドライ」を合わせれば万全です。

天候が安定した夏の縦走では、アウタージャケットを脱いで行動する日も多くなります。そこで、単体で着るミッドレイヤーには通気性とストレッチ性に優れた「ベントリックスジャケット」。表地の軽量ナイロンは適度に風を止めつつ、行動中のウエア内の蒸れを排出します。風が強かったり、雨が降ってきたら、バックパックから「クラウドジャケット」を取り出してください。2.5層のGORE-TEXパックライトRは高い防水性と防風性を備えながらも薄くて軽量、コンパクトにパッキングできます。ベースレイヤーには吸汗速乾性に優れたポリエステル製ベースレイヤー「フラッシュドライライト」。肌面には、水を含まないポリプロピレン100%ネットの「100ドライ」もお忘れなく。

超軽量な装備を背負い、より速く、より遠くへと移動するファストパッキングは、運動強度が高く、非常に発汗量の多いアクティビティ。高い通気性によってウエア内を効果的に換気するFUTURELIGHT™の特性を最大限に実感できるはず。アウターは20デニールの薄手生地を生かした「FLスーパーヘイズアノラック」。体の動きを損ねない軽快なプルオーバーは着脱のしにくさがネックでした。その点、換気効果の高いFUTURELIGHT™なら、着用したまま長く行動できます。内部は汗処理能力の高いベースレイヤーをチョイス。肌面に撥水糸を使い、汗をかいてもドライな肌触りを維持する「フラッシュドライ3D」に、肌面にはポリプロピレンネット。つねに高い運動強度で動き続けるファストハイカーのためのレイヤリングです。

トレッキング向けアウターウエアのなかで最もプロテクション性の高い「オールマウンテンジャケット」なら、残雪の雪山でも安心です。素材はGORER C-Knitバッカーを使用したGORE-TEX Fabrics。70デニールというしっかりした生地ながら、裏地に使ったC-Knitバッカーの特性が発揮され、しなやかでやわらかな着心地です。保温力が求められるミッドレイヤーには、撥水性を持たせた天然ダウンと化繊綿のハイブリッドダウンを使った「サンダージャケット」。湿気を含んでも暖かさをキープします。気温が低い季節だけに、行動中にかいた汗が体を冷やす原因になります。そこで、肌面には汗戻りしない「100ドライ」がマストアイテム。その上には、適度な薄さでしなやかにストレッチする定番フリースを合わせます。