DANSKINは「ピンクリボン運動」に
参加しています。

ピンクリボンとは、乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診の
大切さなどを伝える「気づき」と「行動」の世界共通のシンボルマークです。

日本国内においても「ピンクリボン運動」の認知浸透が広がるなか、DANSKINもこの活動に賛同し、「乳がん早期発見、早期治療の重要性を呼びかける啓発活動」に取り組みます。その他、社員に向けた
乳がんについての基礎知識セミナー開催、店頭スタッフピンクリボンバッジの着用、
WEBやSNS配信により啓発活動などに努めていきます。

また、認定NPO法人乳房健康研究会へ「インナーウエア売上の一部寄付」を
させていただき、ピンクリボン運動に活用されます。
DANSKINは、女性の健康的で前向きな笑顔を支えることで、より豊かな社会を実現します。

ピンクリボンについて
乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進することなどを目的として行われる世界規模の啓発キャンペーン。1980年代から主に米国で草の根レベルから活動が始まり、その後世界へと拡大し、今では世界70ヵ国以上で展開される活動に発展しています。「ピンク色」のリボンが、乳がんの意識向上の国際的シンボルとして広がっています。

乳がんを乗り越えてしなやかに輝く、
DANSKINアンバサダーであり、
ピンクリボンアドバイザーを務める
ヨガインストラクターの木田まみさんより
メッセージをいただきました。

“知らない”ことが一番怖い。
乳がん経験者 木田まみさんに聞く
乳がん検診の大切さ

乳がんの正しい知識を広め、早期発見の重要性を呼びかけるピンクリボン運動。世界規模で行われる活動で、日本でもここ数年、各メディアでの発信や企業の取り組みを通して、どのような活動なのか、知る機会が増えています。ダンスキンもこの活動に賛同し、2021年1月からNPO法人乳房健康研究会のピンクリボンパートナーとして、ピンクリボン運動に参加しています。

乳がんは、女性のがんの中で罹患率が第一位(2018年統計データより)、9人に一人の割合で罹患するリスクのあるがんです。しかし、早期発見であれば9割が治るとも言われていて、早期発見を可能にする【定期的な乳がん検診】が何よりも大切。

「検診をして、がんが見つかったらどうしよう、検査が痛いから受けたくないという気持ちもわかります。でも、自分の身体の中にがんがあるのを知らずに過ごしてしまうことの方がもっと怖いんです」と話すのは、2018年に乳がん手術を受けたヨガインストラクターの木田まみさん。今回は、乳がんの早期発見の重要性について、乳がん経験者である木田さんに話を伺いました。

  • 乳がん発覚は37歳の時。任意型検診でのことでした

    木田さんがはじめて乳がん検診を受けたのは、35歳の時。「当時、著名な方が30代前半で乳がん闘病中のニュースがありました。テレビで3Dマンモグラフィに関する特集番組を見ていた時に、夫に『受けてみたら?』と言われたのがきっかけです。日本では、40歳以上であれば自治体から案内がくる形で乳がん検診を受けることができるのですが、私は40歳を待たずに乳がんのセルフチェックをしようと決めて、35歳から乳がん検診を受け始めたんです。2年後の37歳の時、マンモグラフィと超音波検査の併用によって早期の乳がんが発覚しました」。

    検査の結果、7ミリのしこりがあると言われたそう。ただ、良性の場合もあるので3ヵ月後に再検査をすることに。この時、木田さんは「まさか自分が乳がんになるとは思っていなかったし、再検査の後も良性だろうと思っていた」と、まったく当事者意識はなかったのだそう。

    35歳からセルフチェックを始めたとはいえ、まさか本当に乳がんになるとは、誰もが思いもよらないことなのかもしれません。実際に詳しく精密検査をして乳がんだとわかった後も、しばらくは人ごとのような感覚があったと言います。

  • 病状はステージⅠ。乳房全摘手術を受ける

    思いもよらない乳がんの発覚。しかし、幸いだったのは早期発見できたこと。しこりは1センチほど、ステージⅠと診断されます。最初は、乳房を残してがんだけを取り除く乳房温存手術を希望していた木田さんですが、精密検査によって乳頭の近くや乳房内の他の場所にもがんが見つかったため、全摘手術をすることになりました。

    「ステージⅠなのに乳房を全摘しないといけないのかと驚かれる人もいるかもしれません。ステージⅠでも、がんがある場所や拡がり方によって温存が難しい場合もあります。私の友人は、ステージ0で温存手術が可能でしたが、術後の放射線治療を避けるために全摘手術を選択していました。また、全摘手術は温存に比べると再発リスクが減らせるという利点もあります」。

    がんの病状で“早期”と呼ばれるのはステージ0〜Ⅰ。ステージが進行している場合は、抗がん剤などでがんを小さくしてから手術を行うケースもありますが、早期発見だった木田さんの場合は、すぐに手術を受けることができました。

    「乳房の全摘と併せて、乳房の同時再建手術を選択しました。自家組織による再建手術(自分のお腹や背中の脂肪や筋肉などを移植する方法)は身体への負担が大きいことと、私はヨガの仕事に早く復帰したかったのでシリコンインプラントによる再建を選びました」。

    しかし、“同時再建”とはいえ、術後すぐに元のような乳房が再現できるわけではありません。

    「摘出した乳房の部分に「エキスパンダー」という組織拡張器を入れて、そこへ生理食塩水を少しずつ注入し、徐々に皮膚を伸ばしていくのです。妊婦さんのお腹も、胎児の成長とともに少しずつ伸びていきますよね。それと同じで、半年から1年くらい時間をかけて乳房を膨らませたら、エキスパンダーを外してシリコンインプラントに入れ替えて、再建は完了です」。

    シリコンインプラントは、10〜15年で取り替える必要がありますが、術後3年経った現在、仕事や日常生活にも支障なく過ごしているそう。

  • 話を聞いていて印象的なのは、病状や手術について語る際に見せる木田さんの柔らかな表情やオープンマインド。「私、NGないのでなんでも聞いてください」と笑う姿からは、誰しもが思う「がんは怖い」という不安や恐怖感は感じられません。

    「伝えたいのはがんの怖さではなく、がんを知らずに過ごしてしまう怖さ」と言う木田さん。それを防ぐためにも定期的な検診が何より大切と話します。

  • がんがわかれば対処できる。知る大切さを認識してほしい

    乳がんに罹患して木田さんが強く思ったのは、「早期発見が何より大事」ということ。そのため、手術後にピンクリボンアドバイザーの資格を取得しただけでなく、周囲の同僚や知人にも定期検診を勧めたり、乳がんについて話す機会を持つなどしているそうです。その中で、よく耳にするのが「検査をして本当にがんが見つかったら怖い」「マンモグラフィは痛いから受けたくない」といった病気や検査への恐怖感。
    しかし、木田さんは「一番怖いのは、自分の中に乳がんがあることを知らないまま過ごしてしまうこと」と言います。こうした思いは、自身の体験からも身に染みて感じているのだそうです。

    「乳がんは、20代、30代のうちは、自分とは縁がない病気と感じられるかもしれません。でもいざ自分がなってみると、“こんなに突然やってくるんだ”と思ったし、37歳で早期発見できましたが、もし40歳になるまで検診を受けずにいたとしたら、3年間でステージがどれだけ進んでいたのかと想像すると怖いですよね」。知らないことがいかに自分の命を脅かすか。それを身を以て体験した木田さんは、定期的な検診によって「自分の命を自分で守る」ことを選択してほしいと語ります。

  • 検診はマンモグラフィと超音波を併用するのがベター

    日本では、2年に一度40歳以上の女性を対象に自治体が行う乳がん検診を受けることができます。ただし、受けられる検査はマンモグラフィが中心。木田さんは、マンモグラフィ検査と超音波検査の併用を勧めています。

    「マンモグラフィは、乳房にあるしこりや石灰化(早期乳がんの唯一のサインでもあるごく小さなカルシウムの粒)も鮮明に写し出すことができますが、40歳未満の場合、乳腺が発達していて乳腺濃度が高い場合、全体が白っぽくうつるためしこりが見つけにくい可能性があります。そのため、エコーで乳房の画像を写し出し、数ミリのしこりも発見できる超音波検査との併用検査を勧めています。2つの検査の特性を理解した上で、自分で選択することが大切です」。

    マンモグラフィはエックス線検査のため、被曝が気になる人がいるかもしれません。しかし、乳房のみの部分的なものであること、被曝量も東京からニューヨークへ飛行機での往復で浴びる量とほぼ同量で、健康被害は心配ありません。正しい知識を得て、どの検査をどれぐらいの頻度で行うかを自分で決めることで、乳がんへの理解や意識も変わっていくのでは、と木田さんは言います。

  • 病気になる前からの習慣がQOLを高める

    ヨガインストラクターとして、乳がんになる前からヨガやマインドフルネスを日常に取り入れていた木田さん。こうした生活習慣や心と身体への気づきは、術後のQOL(Quality of life)を高めてくれる要因になっているそう。

    「ヨガにはサントーシャ(知足)という教えがあります。ないものに目を向けるのではなく、今あるものに気づき感謝するという教えです。こうした考え方があるお陰で、乳がんがわかった時も“今”を受け入れるマインドを持つことができたと思います。また、ヨガを長年続けて身体の動かし方がわかっていたことで、術後のリハビリに繋がり、早期復帰が叶いました。手術直後は、ハンドソープのポンプを押すのもできないほどでしたが、約2カ月で乳房再建のエキスパンダー(再建手術については前編をご覧ください)を入れた状態で現場に復帰したんです。これには主治医の先生も驚いていました(笑)」

  • 普段からヨガやマインドフルネスを行い、心と身体のウェルネスについて意識を持っていたことで、術後もスムーズに日常生活に戻れたという木田さん。また、こうした自身への気づき、心と身体を大切に思うマインドがあったからこそ、乳がん検診を受ける意識が芽生え、早期発見に繋がったのかもしれません。

    「ヨガに限らず、好きなものならなんでもいいと思いますが、スポーツを日常に取り入れることは人生にとって大きな価値になると思います。病気になる前から習慣になっていることが大切。日頃から身体を動かしてリズムよく生活することで、身体の変化にも自然と気づくようになれるし、心の健康にも寄与します。定期的な検診と同様に、“スポーツのある生活”も自分の命を守る手立てとなるはず。ぜひ楽しみながら続けてほしいですね」と笑顔で話してくれました。



    木田さんが何事も包み隠さず話してくれる乳がんの話。病気の話には重苦しいイメージもつきまといますが、木田さんの体験談を聞いていると、「病気=怖い」ではなく、「早く知り、理解し、対処すること」の重要性に気づかされます。木田さんの貴重な話を受けて、一人でも多くの女性の認識が変わり、乳がんと向き合う女性が増えることをダンスキンは願っています。

PROFILE

ヨガインストラクター / ヨガスタジオオーナー(Maulea Yoga Studio)

木田 まみ / MAMI KIDA

2013年ハワイのオアフ島に長期滞在中、友人に誘われたビーチヨガに軽い気持ちで参加して、初めてヨガを体験する。 その時の先生が、ヨギーニでアーティストでもあるMiroさん。体が硬かったのもあり、元々はヨガに興味が無かったが、終わった後の爽快感とMiroさんの魅力に引き寄せられ、ハワイ滞在中にスタジオレッスンにも通い始める。ヨガをしていくうちに、頭の中でゴチャゴチだった思考が綺麗に整理されクリアになっていく感覚に驚く。本当の自分、素直な気持ちに出会い心がスッキリする。これがヨガをする本来の目的だと知り、ヨガの恩恵に感銘を受ける。この素晴らしさを東京でもっと広めたい!と強く思い、ヨガスタジオを開けるという目標を持つ。帰国後、2014年に恵比寿でヨガスタジオMauleaをオープン。2018年7月、開業当初からの夢であったMiroさんによるティーチャートレーニング開催が決定。それに伴い、自身も学びを深めようという想いから、一人一人の個性を大切にするイシュタヨガでRYT500を取得する。

イシュタヨガ全米ヨガアライアンス認定(RYT500)修了
イシュタヨガ マタニティヨガTT修了
全米ヨガアライアンス認定 産前・産後ヨガ(RPYT85)修了
マインドフルネス指導者養成講座 修了
JMPO認定マインドフルネス実践講座修了
ピンクリボンアドバイザー中級 取得
BCY乳がんヨガ指導者養成講座取得