MXP(エムエックスピー)INFORMATIONSPACEFLIGHT 2021 この春、MXPは宇宙へ

SPACEFLIGHT 2021
この春、MXPは宇宙へ

2021.2.12
SPACE
画像提供:JAXA
画像提供:JAXA
INTRODUCTION
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、株式会社J-Spaceと共同で、宇宙飛行士が船内で着用する下着として開発されたMXP。その技術は、複数の日本人宇宙飛行士による国際宇宙ステーション(ISS)内での着用を繰り返すことによって培われてきました。

そして2021年春、MXPは、JAXA宇宙飛行士・星出彰彦氏に、ISS長期滞在時のウエアを提供します。
国際宇宙ステーション(ISS) 画像提供:JAXA
国際宇宙ステーション(ISS)
画像提供:JAXA
TECHNOLOGY
MXP開発初期に宇宙での試着に使われたモデルのサンプル(非売品)
MXP開発初期に宇宙での試着に使われたモデルのサンプル(非売品)
水が貴重な国際宇宙ステーションでの生活では、地上のように自由に入浴や洗濯をすることができません。また搭載する物品の量に制限があり、頻繁に着替えることもできません。

そこで、株式会社ゴールドウインは、宇宙飛行士がより快適にISS船内で暮らせるように、国立研究開発法人航空研究開発機構(JAXA)、株式会社J-Spaceと共同で、消臭機能、抗菌機能に優れた素材「マキシフレッシュプラス」(注1, 2)を採用したウエアを開発。宇宙での試着・着心地の確認を経て2010年に誕生したのが、宇宙下着ブランド・MXPです。
(注1)マキシフレッシュプラス
ユーカリの木や廃材、間伐材を原料にした「再生繊維」にカルボキシル基(-COOH)をナノテクノロジーで加工したマキシフレッシュにポリウレタンを加えた素材で、汗のニオイや加齢臭の原因物質であるアンモニア、酢酸、イソ吉草酸、ノネナールを中和・吸着し消臭します。
(注2)JAXAとの取り組み
日本女子大学の多屋淑子教授をリーダーとし、株式会社ゴールドウインもメンバーである「近未来宇宙暮らしユニット」が、2004年12月にJAXAの「宇宙オープンラボ」制度に応募・採択されたことにより、宇宙での生活支援技術に関する開発に参加しました。本制度において開発された消臭素材「マキシフレッシュプラス」を使用した「宇宙パンツ(下着)」の試着・着心地の確認は、2008年から日本人宇宙飛行士により国際宇宙ステーションで行われました。
ISSの日本実験棟「きぼう」 画像提供:JAXA
ISSの日本実験棟「きぼう」
画像提供:JAXA
ASTRONAUT
船外活動(EVA)実施時の星出宇宙飛行士 画像提供:JAXA
船外活動(EVA)実施時の星出宇宙飛行士
画像提供:JAXA
新しい時代の到来を肌で感じております
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
宇宙飛行士 星出彰彦
出典:JAXAプレスリリース(2020年7月)
星出彰彦宇宙飛行士は、2021年春頃、スペースX社のクルードラゴン宇宙船運用2号機に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在します。今回のミッションは星出宇宙飛行士にとって3度目の宇宙飛行であり、日本人として2人目となるISS船長を務める予定です。

2008年にISSの日本実験棟「きぼう」の組み立てミッション、2012年にISS長期滞在を経験している星出宇宙飛行士は、初回はアメリカのスペースシャトル「ディスカバリー」号、2回目はロシアのソユーズでISSと往還しており、このたびスペースX社のクルードラゴン宇宙船に搭乗することで、3タイプの宇宙船によるフライトを達成することになります。
星出宇宙飛行士 画像提供:JAXA
星出宇宙飛行士
画像提供:JAXA
星出彰彦|AKIHIKO HOSHIDE
1968年東京都生まれ。1992年宇宙開発事業団(現JAXA)に入社。1999年3度目の挑戦で、ISSに搭乗する日本人宇宙飛行士の候補者として選抜される。2001年宇宙飛行士として認定。2008年6月スペースシャトル「ディスカバリー号」に搭乗してISSへ。約4週間滞在して日本実験棟「きぼう」船内実験室のISS取り付け作業などに参加。2012年7月ソユーズ宇宙船に搭乗してISSへ。約4か月間滞在し、小型衛星放出や3回の船外活動などを行った。
PRODUCT
星出宇宙飛行士は、市販されているMXP製品とまったく同じものにミッションロゴ等を入れた特別仕様のTシャツ、ポロシャツ、スウェットシャツ・ボトムス、アンダーウエア(ショーツ)、ソックスをISS内で着用します。ミッションロゴを配した星出宇宙飛行士着用アイテムのレプリカは、打ち上げ時期に合わせ、GOLDWIN WEB STOREおよびMXP取り扱い一部店舗にて数量限定で販売予定です。

MXPは今回の取り組みで、入浴や洗濯のできないISSに長期滞在する宇宙飛行士の「ニオイ」によるストレスの低減に寄与し、船内生活の質を向上することを目指しています。さらに、星出宇宙飛行士より、地球帰還後、製品に対してのフィードバックをいただき、今後の製品開発に活かしていきます。