NEUTRALISM – 26

皆さんゴールデンウィークは楽しめましたか？ 5月は気候も気持ちが良くて、キャンプやバーベキューに森林浴などなど、アウトドアでのアクティビティーを楽しんだ方も多いでしょうね。楽しい休暇はあっという間に過ぎて、日本はこれから梅雨に突入。追い打ちをかけるように気分が沈みがちな季節では、少しでも気持ちが晴れる物事にフォーカスをしていたいものです。そこで私が思うのは、“自然の心地良さは地球に住む私達の直ぐ傍に、常にある”という事。今回は“自然”についてのお話です。

CHAPTER
01　⽬線の⾓度
02　Less is More
03　いつもある幸せ

例えば雨が降った日、「雨だと靴が汚れる！」「雨でランに行けないな。。。」「雨音って気持ちが落ち着く」などなど、捉え方は人それぞれ。けれど雨が降るから虹が出て、大地が潤い木々が育ったり、雨の後の澄んだ空気にマイナスイオンを感じられたり。“起きる事には必ずリアクションがついてくる”と思う私。雨が降るお陰で、数え切れないないほど“良い事”が起きているのは事実。いつの間にか私達の目線は、“自然”を捉える広い視野から、毎日の生活という狭い範囲にフォーカスする習慣がついているのかも知れません。

雨ひとつにしても、“自然の恵み”と感じるか、それとも“苦”と感じるか、どの角度で捉えるかは私達の目線次第。雨の時だけ着られる服や履ける靴、止んだ後の空気や生き生きとした木々など、自然がくれる色々な場面をエンジョイできるかは、それを見る角度で良いようにも悪いようにも替えられると思うのです。自然はキャンプやアウトドアスポーツの時だけに感じられるものでは無いはず！少しだけ、私達の“物事を見る角度”を意識してみたら、アウトドアと同じ自然は“常に私達の生活の中にある”と感じ取れる気がします。

私の好きな言葉：
A rich person is not one who has the most, but the one who needs the least.
裕福な人とは、誰よりも多くを所有する人では無く、誰よりも何も必要としない人。
何かを不便と感じた時、私達はその不満に意識を向けがちだけど、常にある自然の恵みに対しては当たり前と捉えすぎて意識を向けたがらない。でも、簡単にいかない事を経験するからこそ、私達は何かを学べるし、都合がよかったり便利な状況を嬉しく感じられる。雨の日があるから青空が嬉しいし、冬があるから夏が嬉しい。逆に、猛暑が続けば涼しい日が嬉しく、干ばつだと雨が有難い。結局のところ“陰と陽”の考え方と同じような気がします。

不便な事や不満な事に視点を向けて、解消する為の何かを求め続けるより、既に周りにある恵みに視点を向けられると、全てが逆転するはず！“Nature Provides”とは“自然は与えてくれる”という意味。私達は自然に産まれ、自然に生かされているのだから、必要なものは既に揃えられていると私は思うのです。

いつもある幸せある日の夕焼けや雨音が心地良い夜、透き通るような青空や季節の花、食いしん坊な私はもちろん美味しい旬の食べ物も！他にも沢山あるけれど、自然がくれる幸せを毎日の生活で常に感じています。コロナ中は外に出られなかったし、雨が降れば室内にいるけれど、家でも周りは自然に囲まれていると考える私。大好きなフルーツを食べる時、観葉植物がある空間、アロマで気分転換する時、お野菜沢山の食事、欠かせないココナッツオイルに天然素材のシーツや洋服などなど、私の家の中には自然が溢れています！

きっとポイントは“意識”。誰だって自然の中で生活しているのだけど、近くの自然に気づいているか？私は、どんな時も自分の中のSunshineを輝かせてくれるものにフォーカスして毎日を過ごしています。皆さんの生活は、どんな自然で溢れていますか？

Photos by: SSNRS