相棒のように付き合えるGORE-TEX プロダクト 相棒のように付き合えるGORE-TEX プロダクト

Text Takayasu Yamada (THOUSAND)

一般的なアウトドア製品に比べハードユースが想定されるモーターサイクルウエアに求められること。
デザインはもちろん、ライディングウエアとしての機能性や
突然の雨や汚れにも耐えられる素材であるか。
そして、気に入った一着を長く愛用することができる程、
タフな仕様を持っているかどうか。

そんなライダーの要望を叶えるアイテムが
GOLDWIN MOTORCYCLEのゴアテックスプロダクトだ。

圧倒的な防水性、透湿性に加え、防風性の高さが評価され、
様々なアウトドアブランドに採用されている他に類をみない生地、ゴアテックスファブリクス。
また、その高い機能性は日々のメンテナンスを施すことによって長い期間で
パフォーマンスを維持することができるのも大きな特徴である。

ここでは、ライダーにこそ知って頂きたい、ゴアテックスプロダクトをより快適に、
長く付き合うためのメンテンス方法を紹介する。

about
GORE-TEX products

ゴアテックス ブランドについて

GOLDWIN MOTORCYCLEやTHE NORTH FACEをはじめ、世界中の名だたるブランドが多々使用しているゴアテックスの生地。読者の皆さんも実際に愛用している方やロゴを目にしたことのある人は多いのではないだろうか。
実際にゴアテックスとは何なのか、改めて知った上で着用したい。

防水機能といえばゴアテックスというように、アウトドアシーンにおけるテクノロジー生地の代名詞ともいえるこの素材。そんな、ゴアテックス生地の中核をなす素材、ゴアテックス メンブレンは、1969年 アメリカでボブ・ゴア氏が開発した特殊な薄い膜状の素材である。1インチ四方あたり、約90億子もの孔のある構造を持ったゴアテックス メンブレン。孔1つあたりのサイズは、水滴の約20,000分の1、蒸気分子と比較すると700倍以上の大きさがある為、雨は防ぐが、身体から発生する湿気は通すという防水、透湿性を実現する特徴となる。そのゴアテックス メンブレンに丈夫な生地や軽い生地など用途より貼り合わせたものが、ゴアテックス ファブリクスとなるのだ。

ゴアテックスプロダクトを代表する機能性を挙げるとすると、「防水性」、「透湿性」、「防風性」の3つだろう。雨や雪など外からの水や風は防ぎつつも、運動時など身体から発せられる湿気は排出。防水だけの生地は、一般的なレインウエアを中心によく出回っており、透湿性は軽くみられがちな機能だが、とても重要。登山をする方であれば常識だが、透湿性のない防水アウターだと、ウエア内部で自身の汗によって濡れたインナーにより低体温症への原因にも繋がるのだ。透湿性があれば、湿気を排出してくれるために蒸れを軽減し、快適に保つことができる。アウトドアシーン、タウンユースのどちらも突然の悪天候はつきもの。ゴアテックスの生地は、そんな悪条件から身を守り、快適で自由なライフスタイルを送るための手助けをしてくれる生地なのである。

このように、優れた機能性を持った素材だからこそ、世界中のファッションブランドからアウトドアブランド、アスリートたちなどから支持をされ続けているのだろう。その誇りは、ゴア社が掲げる製品保証にも現れており、万が一、防水性や防風性、透湿性に満足できない場合は、諸条件に該当すると判断された製品に関して修理や交換、購入金額の返金を保証もしている。その自信の裏付けとして、徹底したマテリアルテストや、実際に着用してのヒューマンテスト、着用シーンを想定した状況下でのラボテストやフィールドテストを行い、クリアした製品だけが世に出されている。
ちなみにGOLDWIN MOTORCYCLEの製品は、時速100kmものスピードで走行し激しい雨風を直に受けるライディングウエアの場合、 アウトドア用などの一般的な基準をクリアするだけではく、バイク走行時の姿勢を再現しながら、上からに加え、前からのシャワーを浴びた状態で行われる「ストームテスト」と呼ばれる最も厳しい基準のシャワーテストをクリアしなければならない。このような水圧、水量の防水試験をクリアするため、一般的な止水ファスナーだけでは水の浸入を防ぐことができないため、ウエアのフロントフラップを二重に設けるなどの細かい工夫が施されている。

そんな機能を徹底したプロダクトだからこそ、しっかりとしたメンテナンスをして、その機能性を存分に発揮したいところだ。ここでは、メンテナンス方法にも触れておきたい。

至ってカンタンな洗濯方法

今回は、GOLDWIN MOTORCYCYLEでラインナップされているゴアテックスプロダクトの中でも、最も定番的なアイテムである、ゴアテックスマルチフーデッドJKで実践。

  1. まずは、服に付属しているすべてのパッドを取り外す。その時に、ファスナーとポケットを完全に閉じ、緩んだフラップやストラップはしっかりと留めること。

  2. GOLDWIN MOTORCYCLEのゴアテックスプロダクトはライディング用ギミックが備わっているため手洗いで行う。大きめの洗濯桶などを用意し、40℃以下のぬるま湯で手洗いで丁寧に汚れを落としていく。洗剤は、市販の衣料用液体洗剤で良い。この時に、液体洗剤を少なめに使用し、粉末洗剤や漂白剤、柔軟剤、しみ抜き剤の使用は厳禁だ。

    洗ったあとは洗剤を生地に残さないようによくすすぐ。

  3. 洗剤が服に残らないよう、十分にすすいで水気を切ったら、日陰での吊り干しでしっかり乾かす。

撥水性にも優れたゴアテックスの生地だが、使用していくと、汚れや摩擦によって撥水加工の構造が乱れてしまい、以下の図のように撥水機能が低下していくこともある。

しかし心配ご無用。そんな時に使える、撥水性を回復させることのできるアイディアを紹介したい。GOLDWIN MOTORCYCLEからも発売されている撥水スプレーの使用がお勧めである。生地に直接吹きかけることで、表面がコーティングされ雨を弾くことが可能となる。
このように一手間かけることで、ゴアテックスプロダクトを長持ちさせられるため、是非日々のメンテナンスにこの工程を加えて欲しい。

比較的簡単に扱えて、高品質な証でもあるゴアテックスのプロダクトたち。そんな生地を使用して、ライディングウエアとしての機能性を高めたGOLDWIN MOTORCYCLEのウエア。価格は多少高くはなるが、メンテナンスをすることで長く使用することができることを想定して作られている為、結果としてコストパフォーマンスの優れるプロダクトとも言える。それは、ライダーにとってバイク同様に愛着を持って付き合える、相棒のような存在にきっとなってくれるだろう。