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        山から宇宙へ。そして日常へ。

        THE STORY OF MXP TECHNOLOGY
        画像提供:JAXA/NASA
        ゴールドウインは、長年にわたり登山ウエアの開発を行ってきました。
        登山ウエアは、登山者の命を守るかけがえのない装備であり、登山が快適で楽しい体験になるか、不快で苦しい体験になるかを左右する重要な相方。商品の完成までには、登山で起こりうるさまざまな気象条件を想定し、開発チームや登山家たちが実際に着用しながら、テストを繰り返します。当時開発中だった登山用アンダーウエアが、保温性や吸汗速乾性、運動性など様々な条件をクリアしていくなかで、最後まで課題として残ったのは「汗、カラダのニオイ」の問題でした。長時間、多量の発汗を伴う登山ですが、荷物の軽量化も重要課題。頻繁に着替えることも適わないため、アンダーウエアそのものに消臭機能を持たせることが課題となり、本格的な消臭素材の開発に乗り出したのです。そうして、新素材〈マキシフレッシュ〉が、誕生しました。
        3つの特長によって「汗のニオイ」をカットする〈マキシフレッシュ〉。さらに「加齢臭」もカットすることに成功し、ついに今の製品に使用されている〈マキシフレッシュプラス〉が誕生します。
        同時期、ゴールドウインでは、宇宙船内服の開発の研究が進められていました。
        ODOR FREE
        スポーツや日常生活で気になる汗の臭いに対して、強力なスピード消臭機能
        ANTIBACTERIA
        雑菌の増殖を抑え、臭いの元となる菌の働きを抑制する抗菌機能
        PERMANENCE
        くりかえし洗っても消臭・抗菌機能が続く持続性
        画像提供:JAXA/NASA
        追求していたのは、宇宙飛行士がより快適に国際宇宙ステーションで暮らせるように、抗菌機能、消臭機能、保温機能、制電性、動作快適性、着心地の良さ等に優れた素材です。
        宇宙では地上のようにシャワーを浴びたり、お風呂に入ることはできません。持ち出す物品の量に制限があり、頻繁に着替えをすることもできません。
        そう、登山の条件と共通するポイントが多く見つかるのです。そこで宇宙船内服の素材に「マキシフレッシュプラス」を採用。宇宙オープンラボ※ における宇宙での着用を経て、ついに「宇宙下着」が誕生しました。

        この「宇宙下着」の可能性を日常で着用するウエアに応用し、デザインは、都会的でベーシックに。それがMXPテクノロジーのルーツです。

        2022年、高度な消臭効果を発揮するMXPテクノロジーは、NEUTRALWORKS.の多くのアイテムに受け継がれ、ひとびとのライフシーンがより快適になるよう開発を続けていきます。
        ※ 「宇宙オープンラボ」とは
        JAXAが、宇宙航空事業における新しい技術、知識を発掘・発展させ、豊かな人類社会の形成・発展に寄与していくことを目標に、
        民間企業・組織と共同で研究・開発を実施する制度。
        JAXAとの取り組み
        日本女子大学の多屋淑子教授をリーダーとし、株式会社ゴールドウインもメンバーである「近未来宇宙暮らしユニット」が、2004年12月にJAXAの「宇宙オープンラボ」制度に応募・採択されたことにより、宇宙での生活支援技術に関する開発に参加しました。本制度において開発された消臭素材「マキシフレッシュプラス」を使用した「宇宙パンツ(下着)」の試着・着心地の確認は、2008年から日本人宇宙飛行士により国際宇宙ステーションで行われました。
        2021年4月には、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在するJAXA宇宙飛行士・星出彰彦氏に、ISS船内で着用するウエアを提供しています。