『重要』ゴールデンウィーク期間中の出荷に関して
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        Interview01

        Miki Weatherford

        自分を律し、あとは周りに委ねる。
        そのバランスが今、心地いい

        ウェザフォード 美輝さん

        バレエ講師

        6歳の時にバレエを始め、現在は指導者としても活躍する美輝さんにとって、バレエをしてきたからこそ培われた「自分らしさ」とは?

        一緒にいる人に心地よく過ごしてもらえるような振る舞いや配慮を自然とするところがあるかもしれません。バレエでは、例えば毎回メイクをしなさいとか、髪の毛はピンを使わずに留めるとか、美しくあるための約束事が色々とあります。日本では態度や挨拶も厳しく言われるので、「人を不快にさせないように気を遣うこと」が日常でも当たり前。自分のいいところをうまくお見せして、楽しんでもらう、喜んでもらう、というのはバレエで培ったマインドだなと思います。

        あと、周りの人からよく「前向きだね」って言われることかな(笑)。そうなるまでには様々な経験があったのですが、何かトラブルがあったり、失敗しちゃったなと思うことがあっても、今は、良い方向へ行くための過程なんだと気持ちを切り替えるようにしています。

        前向きに考えられるようになったきっかけがあったんですか?

        20代の頃、思うようにキャリアを積めなくて悩んでいた時に、ある先輩から「流されてもいいのよ」と言ってもらえたことが大きかったです。それがきっかけで、呼ばれる方に進むことを意識したらうまく行くようになって。自分ができることは、必要とされたらいつでもできるように準備はしておくけれど、求められたことにも応えていくことで世界が広がることも実感しました。今はそうやって軸を持ちながら、声をかけてくれる人にも応えたいという気持ちを大切にしています。

        美輝さんが「自分らしく」あるために心がけていることはありますか?

        自分自身には、自分の中にある「理想の身体」を追求すること、しっかりケアすることを科していて、それ以外、例えば髪型や服装などは信頼する人にお任せしているんです。そうすると、新しい自分に出会えたり、誰かと一緒に作っているという安心感や楽しみも増えます。色々な方と関わることで、思考にも余裕が生まれて、自分らしく「今」を楽しめるというのはあるのかもしれないですね。

        自分の思いだけに固執しないことが逆に自分らしさに繋がるという話は面白いですね。最後に、バレエをやってきたからこそ今の自分がいると感じるのはどんな時ですか?

        小さい頃、舞台で踊る私を見て「華がある」と言ってくださった方がいて。自分の長所に早くから気づかせてもらったのは大きかったなと思います。この経験があったから、バレエ以外でも自分らしく自信を持って取り組めるようになりました。もちろん華がある上手な人はたくさんいるし、自分はまだまだだなと思うことも多々ありますが、自分の持ち味(=自分らしさ)を活かすことはとても大事。子どもたちにバレエを教える時も、その子が持っているいいところを伸ばせるように指導することを心がけています。

        PROFILE

        ウェザフォード美輝| Miki Weatherford

        バレエ講師

        1985年生まれ、茨城県出身。
        6歳よりバレエを始め、国内のバレエコンクールで多数の賞を受賞。高校3年生でイギリスの名門「イングリッシュナショナルバレエスクール」に留学し、イングリッシュナショナルバレエ、スコティッシュバレエで活動する。現在はCMや雑誌、イベントで活躍する一方、3歳から60歳を超えた方まで幅広い年代へバレエの指導を行う。3歳と0歳の二児の母。