News | 2020.11.02 (Mon)
【The macpac Log #5】Repair Story
「リタイヤさせる前に、リペア(修理)する。」
それはmacpacが何より大切にしていることの1つです。
可能な限り、何度でも修理して長く使うことで、資源を節約する。
自然を守り続けていくために、丁寧なリペアシステムを提供することが、
私たちのポリシーでもあります。
進化とリペアの生産拠点macpacの本社は、
ニュージーランドの南島の街、クライストチャーチにあります。
本社内にあるリペアルームには、国内のみならず海外からも、
10年20年と使い続けたバックパックが修理依頼で日々送られています。
その中で、日本からも愛着の詰まったバックパックが送られてきました。
13,4年前の購入以来、
使いやすい機能性とクラッシックな作りがお気に入りのKauri。
毎日の通勤から週末の山歩きまで、年間200日は使い続けたそうです。
丈夫な生地AzTec®ですが、穴も数か所に開き、
ジッパーは削れうまく閉まらなくなりましたが、
買い替えるよりも慣れたパックを使い続けたいと、修理依頼がありました。
リペアマスターは縫い糸を解き、ミシンに入れることができるまでパックを分解。
新しく作ったパネルや当て布を丁寧に縫い合わせていきます。
ストックされている多くの部品から、新しいファスナーとジッパーを取り付けます。
頻繁に擦れる部分には厚手の12oz AzTec®で補強しました。
リペア後、機能的には全く問題ない状態となりました。
長年に渡り当たった日の光で、生地の色は褪せてしまいました。
しかし、穴を作ってしまった日の思い出は、これからも色あせません。
また10年以上は持ち主の方と一緒に旅を続けられそうです。
愛着のある製品の一部が壊れてしまっただけで、使用を諦める必要はありません。
私たちはお客様の思い出や地球環境のため、可能な限り製品をリペアします。
それが自然への恩返しになると信じて。