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THE NORTH FACEATHLETE

ATHLETE

ロブ・クラール
RUNNERS
ロブ・クラール
ROB KRAR

アリゾナ州フラッグスタッフ

豊かなひげを蓄えたウルトラランニングの星、ロブ・クラールが復活を果たした。2017年、膝に重傷を負った後、ロブは手術と翌年春まで続く長期間のリハビリを受けた。再び走れるかどうかわからない状況の中、ロブは8月に出場したリードヴィル・トレイル100において2位に1時間もの大差をつけ優勝。これはレースの36年間に及ぶ歴史の中でも2番目に速いタイムだった。その前週には、マウンテンバイクレースのリードヴィル・トレイル100 MTBに出場し、14位という見事な好成績を収めていた。このことからもわかるように、ロブは他のスポーツでも成功しているアスリートである。バドミントンに水球、そして高校時代にはトライアスロンにも挑戦していた。最近では、2017年にイタリアで開催されたスキーマウンテニアリング世界選手権にカナダ代表として出場。同年冬にフランスで開催されたビッグレース、ピエラ・メンタではザ・ノース・フェイスのチームメイトであるマイク・フォーティと一緒に滑っている。

ロブはオンタリオ州ハミルトンで育ち、家族と一緒にカヌーやクロスカントリースキーを楽しむ中で、自然や自然保護、土地の保護に関する考えを深めていった。バトラー大学ではクロスカントリーと中距離選手として走ったが、ランニングのキャリアはそこで終えるつもりであった。卒業後、ロブは薬剤師として13年を過ごし、そのうちの12年は深夜勤務に従事した。不満と過労に苛まれたロブは2006年にフラッグスタッフに移り住み、カナダの官公庁試験のための勉強をしてから故郷に戻ろうと考えたが、砂漠がちな山岳地帯のコミュニティに惹きつけられていたロブはここに留まり、ランニングを再開することになったのだった。

2009年に開催されたトランスロッキーズ・ランは、将来の妻であるクリスティーナと出会ったという意味でも、両方の踵にハグルンド変形を患ったという意味でもロブにとって大きな大会となった。手術と2年間のランニングからの離脱を余儀なくされ、快復後もランニングへのカムバックを果たす選手が少ない中で、2012年、ロブはモアブ33Kでの優勝を皮切りにいくつもの勝利を挙げたのだった。2013年にはレオナ・ディバイド50で、人生初の50マイルレースに挑戦。グランドキャニオンのダブル(往復)とシングル(片道)の両方で新記録を樹立した。100マイルレースのデビューとなった2013年のウェスタン・ステイツ100で2位に入り、ウルトラランナー・オブ・ザ・イヤーに輝いた時が、非公式にではあるが彼のウルトラランナーとしてのキャリアの始まりだった。翌年、彼は11週間で3つの100マイルのレースを勝ち取ることになる。ウェスタン・ステイツ、リードヴィル、そしてラン・ラビット・ラン。

41歳の彼は、競技の外でも活躍している。特にエンデュランススポーツのコミュニティにおいて、うつ病に対する意識を高め、彼の経験を共有しながら、メンタルヘルスについて発言を行なっている。彼はウルトラランニングでの成功を基に、公有地の保護を提唱し、指導やコーチング、フラッグスタッフの自宅で開催するランニングキャンプを通じて、その専門知識を共有している。

主な成績
2014年、2018年
リードヴィル100 優勝
2014年、2015年
ウェスタン・ステイツ100 優勝
2013年、2014年
ウルトラランナー・オブ・ザ・イヤー受賞
トランスロッキーズ・ラン 3連勝中
*ランナーズワールド誌「ランニング界で最も影響力のある50人」に選出。2015年、2016年にはトレイルランナー誌「ウルトラランナー・オブ・ザ・イヤー」に選出。